ケアマネジャー(介護支援専門員) 過去問
令和6年度(第27回)
問47 (福祉サービスの知識等 問2)
問題文
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問題
ケアマネジャー(介護支援専門員)試験 令和6年度(第27回) 問47(福祉サービスの知識等 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- クライエントと相談援助者が目標達成に向けて取り組むことは、重要である。
- 支援計画は、具体的に立てるよりは、できる限り抽象的に立てることが望ましい。
- 支援を終結する際は、終結に伴うクライエントの不安に十分配慮することが重要である。
- スーパービジョンの主な目的は、クライエントへの支援の向上とサービスの質の確保のための相談援助者の養成である。
- アウトリーチとは、個人情報を適切に管理・保護することである。
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この過去問の解説 (2件)
01
ソーシャルワークについて正誤を問う問題です。
正しい
特に介護支援専門員はケアマネジメントという手法を用いてクライエントの問題解決に取り組む職種になるので
目標達成に向けて取り組むことが重要視されます。
居宅介護支援計画(ケアプラン)として目標を具体化します。
誤り
選択肢1の説明で目標を具体化するものがケアプランであると説明しました。
支援計画は抽象的なものではなく、具体的でこそクライエントと相談援助者が協同し、目標に取り組むことができます。
正しい
終結の前にはこれまでの支援がどうであったか、クライエントがどう変化したのか評価(エバリュエーション)を行います。
評価によって終結時に配慮することや、終結することによるリスク、他の社会資源への引継ぎの必要性が明らかになるためそれらに対応することが必要です。終結に伴うクライエントの不安に配慮することも重要です。
正しい
スーパービジョンの持つ機能は大きく3つです。
① 管理・運営機能
② 教育的機能
③ 支持的機能
ソーシャルワーカーの相談援助技術の向上と相談援助の質の確保のため、②の教育的機能の目的として養成が挙げられます。
誤り
アウトリーチの説明として誤りです。
アウトリーチとはクライエントの相談を受けるだけでなく、相談援助職側から積極的に課題解決のためクライエントに
働きかけ必要な支援や社会資源につなげることをいいます。
具体的な方法としては居所への訪問が挙げられます。
自ら助けを求めることが出来ないクライエントやセルフネグレクト、引きこもり支援などで実践されている手法です。
選択肢4のスーパービジョンの説明が正誤を迷うかもしれませんが、選択肢2と5の記述が明らかに誤りと分かるため正答は1・3・4となります。
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02
ソーシャルワークは、生活の課題に取り組み、
ウェルビーイングを高めていけるよう、
人々などに働きかけるものです。
ソーシャルワークでは、
クライエントと相談援助者が目標を共有し、
その達成に向けてクライエントが主体的に
取りくんでいけるよう支援しますので、
これは適切であると考えられます。
支援計画は、アセスメントに基づいて、
適切にクライエントの問題を解決するために
どのような支援を行っていくか、
具体的に立案します。
問題が解決し、支援を終結するまでには、
クライエントのその後の生活も視野に入れて
支援することが大切であり、
終結に伴うクライエントの不安に
十分配慮することが重要であると
考えられますので、
これは適切であると考えられます。
スーパービジョンは、
ソーシャルワーカーなどが指導者から助言や
指導を受けることであり、その主な目的は、
クライエントへの支援の向上と
サービスの質の確保のための
相談援助者の養成であるといえますので、
これは適切であると考えられます。
アウトリーチとは、
ソーシャルワーカーなどの支援者が、
支援を必要としている人のもとに
出向いて支援を提供することです。
個人情報の適切な管理・保護することは、
個人保護法上大切なことですが、
プライバシーを尊重し、
信頼関係を構築する上でも
重要であると考えらえます。
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