2級建築施工管理技士の過去問
平成29年(2017年)後期
1 問8

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 平成29年(2017年)後期 1 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の構造設計における荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 地震力は、建築物の固定荷重又は積載荷重を減ずると小さくなる。
  • 風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。
  • 積雪荷重は、積雪の単位荷重に屋根の水平投影面積及びその地方の垂直積雪量を乗じて計算する。
  • 固定荷重は、建築物各部自体の体積にその部分の材料の単位体積質量及び重力加速度を乗じて計算する。

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この過去問の解説 (2件)

01

最も不適当なものは「風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。」です。

選択肢1. 地震力は、建築物の固定荷重又は積載荷重を減ずると小さくなる。

地震力は荷重×せん断力係数で算定します。荷重が少なくなれば、地震力も小さくなります。

選択肢2. 風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。

風圧力は特定の計算式を用いて計算しますが、
地震力と同時に作用するものとして計算はしません。

選択肢3. 積雪荷重は、積雪の単位荷重に屋根の水平投影面積及びその地方の垂直積雪量を乗じて計算する。

例文の通りです。

選択肢4. 固定荷重は、建築物各部自体の体積にその部分の材料の単位体積質量及び重力加速度を乗じて計算する。

例文の通りです。

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02

構造計算において、台風と地震は同時に発生しないと決まっています。

選択肢1. 地震力は、建築物の固定荷重又は積載荷重を減ずると小さくなる。

設問の通りです。

  固定荷重、積載荷重が大きいと重くよく揺れます。

  逆に軽いとあまり揺れません = 地震力は小さくなります。 

選択肢2. 風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。

風圧力は、地震力と同時に作用しないものとして計算します。

選択肢3. 積雪荷重は、積雪の単位荷重に屋根の水平投影面積及びその地方の垂直積雪量を乗じて計算する。

設問の通りです。

  屋根勾配が60度以上の場合は積雪荷重は0となります。

  雪が滑り落ちる為です。

選択肢4. 固定荷重は、建築物各部自体の体積にその部分の材料の単位体積質量及び重力加速度を乗じて計算する。

設問の通りです。

  固定 = 常にかかる荷重(建築物の自重)です。

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