2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問33 (ユニットD 問33)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問33(ユニットD 問33) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄骨工事における溶接部の欠陥を表す用語として、最も不適当なものはどれか。
  • アンダーカット
  • ピット
  • パス
  • ブローホール

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3

1.溶接始端部の母材が溶けすぎて欠損した状態を指します。

2.溶接金属中に発生した気泡が浮かび上がる時につくるくぼみ孔をピットと呼びます。

3.パスとは溶接ビートを重ねた回数を指します。

4.ブローホールは溶接金属内に残留した気泡の孔を指します。

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02

正解は3です。

パスとは溶接継手に行う溶接操作を指します。

継手溶接はパスを何度も重ねます。

1.アンダーカットとは鉄骨を金型から出す時、離型出来ない溶接の

  凸凹形状の事です。

2.ピットは溶接部分に出来るくぼみを指します。表面欠損です。

  

3.パスは欠損ではなく溶接の種類です。

4.ブローホールは溶接部分に出来る空洞を指します。気孔欠陥です。

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03

この問題では溶接の欠陥用語と、作業用語の違いを理解しているか問われています。

選択肢1. アンダーカット

溶接の熱で母材の端が溶けて、溝状にえぐれた欠陥です。

選択肢2. ピット

溶接表面に生じる小さな穴状のくぼみです。

溶接金属が凝固する際にガスが抜けきらずに表面に残った欠陥です。

選択肢3. パス

パスは「溶接の層」を表す作業用語で、欠陥ではありません。

厚い板を溶接する際、何層にも重ねて溶接しますが、その1層1層をパスといいます。

 

よって欠陥用語ではありません。

選択肢4. ブローホール

溶接内部に残った気泡の欠陥です。

超音波探傷試験などで発見され、強度低下の原因となります。

まとめ

パスは溶接作業の用語で、欠陥ではなく正常な溶接工程を表す言葉です。

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