2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問32 (ユニットD 問32)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問32(ユニットD 問32) (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理のための試験・検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 鉄骨工事において、隅肉溶接のサイズの測定は、マイクロメーターを用いて行った。
  • 地業工事において、支持地盤の地耐力の確認は、平板載荷試験によって行った。
  • 内装工事において、木材の含水率の測定は、電気抵抗式水分計を用いて行った。
  • 塗装工事において、下地モルタル面のアルカリ度検査は、pHコンパレーターを用いて行った。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1

1.隅肉溶接のサイズ測定は溶接ゲージを使用します。

2.地耐力の確認は平板載荷試験を行います。

3.木材の含水率測定は水分計を使用します。

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02

正解は1です。

隅肉サイズは溶接ゲージで測定します。

1.マイクロメーターはネジなどの寸法測定に用いられます。

  

2.設問の通りです。

  平板載荷試験は載荷板に重りを載せ、沈下量を測定する試験です。  

3.設問の通りです。

  電気抵抗式水分計は電気抵抗を利用して水分量を測定します。

4.設問の通りです。

  pHコンパレーターのPhは、酸性なのか、アルカリ性なのかを表す尺度です。

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03

この問題では各工事における試験・検査方法と、使用する測定器具の適切な組み合わせを問われています。

選択肢1. 鉄骨工事において、隅肉溶接のサイズの測定は、マイクロメーターを用いて行った。

隅肉溶接のサイズは「溶接ゲージ」で測定します。

マイクロメーターは円筒形の物の厚さを精密に測る器具で、溶接の三角形断面は測定できません。

 

よって誤った記述となります。

選択肢2. 地業工事において、支持地盤の地耐力の確認は、平板載荷試験によって行った。

平板載荷試験は、実際の基礎と同じように地盤に荷重をかけて沈下量を測定し、地盤の支持力を確認する試験方法です。

 

よって正しい記述となります。

選択肢3. 内装工事において、木材の含水率の測定は、電気抵抗式水分計を用いて行った。

電気抵抗式水分計は、木材に針を刺して電気抵抗から含水率を測定する器具です。

 

よって正しい記述となります。

選択肢4. 塗装工事において、下地モルタル面のアルカリ度検査は、pHコンパレーターを用いて行った。

pHコンパレーターでモルタル面のアルカリ度を測定し、塗装の可否を判断します。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

「隅肉溶接=溶接ゲージ」、「マイクロメーター=厚さ測定」という用途を覚えましょう。

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