2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問36 (ユニットE 問36)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問36(ユニットE 問36) (訂正依頼・報告はこちら)

やり方及び墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 地墨は、平面の位置を示すために床面に付ける墨である。
  • やり方は、建物の高低、位置、方向、心の基準を明確にするために設ける。
  • 検査用鋼製巻尺は、その工事現場専用の基準の巻尺を使用する。
  • 陸墨は垂直を示すために壁面に付ける墨である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4

1.地墨は建物の通り芯や柱芯を示すために床面につけます。

2.建物の正確な位置を示すために設けます。丁張りとも呼ばれます。

4.陸墨とは水平の基準を示すための水平墨の事を指します。

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02

正解は4です。

陸墨は水平を示すために壁面につける墨です。

1.設問の通りです。

  壁の建つ位置などを示します。

2.設問の通りです。

  敷地に杭などの仮設物で示します。

3.設問の通りです。

  日本産業規格(JIS)1級のものを2本用意し、1本を基準の巻尺とします。

4.地墨は床に、陸墨は壁にです。

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03

この問題では建築工事の墨出し用語について、理解しているか問われています。

選択肢1. 地墨は、平面の位置を示すために床面に付ける墨である。

地墨は床に引く基準線で、柱や壁の位置を示すために使います。

施工の基礎となる重要な線です。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. やり方は、建物の高低、位置、方向、心の基準を明確にするために設ける。

やり方とは建物の外周に杭と貫板を設けて、そこに水糸や基準墨を記して建物の位置や高さを示す方法です。

基礎工事前に必ず行われます。

 

よって正しい記述となります。

選択肢3. 検査用鋼製巻尺は、その工事現場専用の基準の巻尺を使用する。

検査用鋼製巻尺は精度が高く、現場ごとに専用に準備して使うのが原則です。

施工現場ごとの基準を守るために必要になります。

 

よって正しい記述となります。

選択肢4. 陸墨は垂直を示すために壁面に付ける墨である。

陸墨とは、建物の水平位置を示す基準墨のことです。

床面や壁面に「高さ・水平の基準線」として打ちます。

 

よって誤った記述となります。

まとめ

墨出しの基本は、地墨=床の位置、陸墨=水平の高さ、芯墨=中心線、と覚えましょう。

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