2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問37 (ユニットE 問37)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問37(ユニットE 問37) (訂正依頼・報告はこちら)

次の項目のうち、標準貫入試験のN値から推定できないものはどれか。
  • 粘性土における一軸圧縮強さ
  • 粘性土におけるせん断抵抗角 ( 内部摩擦角 )
  • 砂質土における相対密度
  • 砂質土における液状化強度

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2

標準貫入試験のN値からは、一軸圧縮強さや液状化強度が推定できますが、せん断抵抗角(内部摩擦角)の推定はできません。

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02

正解は2です。

標準貫入試験は地盤の安定性を推測する目安を得られる試験です。

乱れた試料を採取でき、簡易なことを推定出来ます。

1.設問の通りです。

  粘性土の圧縮強さは推定出来ます。

2.粘性土の内部摩擦角の推定は複雑なので推定出来ません。

3.設問の通りです。

  砂質土の相対密度は乱れた試料で推定出来ます。

4.設問の通りです。

  砂質土の液状化強度は乱れた試料で推定出来ます。

参考になった数90

03

この問題では標準貫入試験のN値から推定できる土の性質と、推定できない性質を区別できるかを問われています。

選択肢1. 粘性土における一軸圧縮強さ

粘性土はN値との相関が強く、N値からおおよその一軸圧縮強さを経験的に推定することができます。

選択肢2. 粘性土におけるせん断抵抗角 ( 内部摩擦角 )

せん断抵抗角は土粒子同士の摩擦によって決まる特性で、粘性土では大きく影響しません。

 

よって推定できません。

 

選択肢3. 砂質土における相対密度

砂質土の相対密度は、N値と直接的な関係があるため推定可能です。

選択肢4. 砂質土における液状化強度

標準貫入試験の結果から液状化強度を推定する場合には、N値を用いて液状化の可能性を評価します。

まとめ

標準貫入試験のN値からは、土の硬さや砂の締まり具合などは推定できます。

しかし粘性土におけるせん断抵抗角(内部摩擦角)は推定できません。

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