2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問38 (ユニットE 問38)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問38(ユニットE 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

平板載荷試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 試験で求められる支持力特性は、載荷板直径の5倍程度の深さの地盤が対象となる。
  • 載荷板の沈下量を測定するための変位計は、4箇所以上設置する。
  • 試験地盤面は、載荷板の中心から1m以上の範囲を水平に整地する。
  • 試験地盤に載荷板の直径の1/5を超える礫が混入する場合、より大型の載荷板に変更する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1.

1.試験で求められる支持特性は、載荷板の1.5~2倍の範囲の地盤が対象となります。

2.変位計は4個以上設置することとなっています。

3.試験地盤面は載荷板の中心から1m以上の範囲を水平に整地しなくてはなりません。

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02

正解は1です。

載荷板の直径の1.5~2倍までの深さの支持力を求める事が出来ます。

また載荷板の直径の3倍以上を整地します。

1.試験で求められる支持力特性は、載荷板直径の1.5~2倍程度の

  深さの地盤が対象となる。

2.設問の通りです。

  

3.設問の通りです。

  載荷板は30㎝以上ですので、

  30㎝×3倍=約1m以上の範囲となります。

4.設問の通りです。

  簡易な試験では1/5を超える粒形には対応できません。 

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03

この問題では平板載荷試験での測定条件や、注意点を正理解しているか問われています。

選択肢1. 試験で求められる支持力特性は、載荷板直径の5倍程度の深さの地盤が対象となる。

平板載荷試験で影響を受けるのは、載荷板直径の1.5~2倍程度の深さまでです。
5倍という数字は深すぎます。

 

よって誤った記述となります。

選択肢2. 載荷板の沈下量を測定するための変位計は、4箇所以上設置する。

沈下の測定では載荷板の傾きを避けるために、複数の変位計を設置します。

4箇所以上で測ることで平均沈下量と傾斜成分が把握できます。

 

よって正しい記述となります。

選択肢3. 試験地盤面は、載荷板の中心から1m以上の範囲を水平に整地する。

不均等な沈下を避けるために、載荷板の周囲は水平に整地する必要があります。

 

よって正しい記述となります。

選択肢4. 試験地盤に載荷板の直径の1/5を超える礫が混入する場合、より大型の載荷板に変更する。

大きな礫(つぶて)があると載荷板が安定せず、正しい試験ができないため、大型の載荷板を用います。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

平板載荷試験は「載荷板が小さい=調査できる深さは浅い」と覚えましょう。

 

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