2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問39 (ユニットE 問39)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問39(ユニットE 問39) (訂正依頼・報告はこちら)

根切り及び山留め工法に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 法付けオープンカット工法は、山留め支保工が不要であり、地下躯体の施工性がよい。
  • 水平切梁工法は、敷地に大きな高低差がある場合には適していない。
  • トレンチカット工法は、根切りする部分が狭い場合に適している。
  • アイランド工法は、根切りする部分が広く浅い場合に適している。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3

1.法付けオープンカット工法は、地表面から掘削していく工法で、掘削斜面に斜面(法面)を設けて地盤の崩壊を防ぐ工法です。

3.トレンチカット工法は広い面積の基礎工事の際に用いられます。

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02

正解は3です。

トレンチカット工法は山留め壁を値切り場の周囲に2重に設ける躯体を作る

工法な為、根切する部分は広くなります。

1.設問の通りです。

  広い敷地に適した工法です。

2.設問の通りです。

  水平に設置した切梁で土圧を受けるので、高低差がある場合には

  適しません。   

3.正しくは「トレンチカット工法は、根切りする部分が広い場合に

  適している。」となります。

4.設問の通りです。

  山留め壁に接してのり面を作り、中央部を掘削する工法です。

  広く浅い敷地に適しています。 

参考になった数79

03

この問題では根切り・山留め工法の特徴や、施工条件を理解しているか問われています。

選択肢1. 法付けオープンカット工法は、山留め支保工が不要であり、地下躯体の施工性がよい。

法付けオープンカット工法は、掘削面を傾斜にすることで土が崩れないようにする方法です。

そのため支保工が不要で、広い敷地での施工性は良好です。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. 水平切梁工法は、敷地に大きな高低差がある場合には適していない。

水平切梁工法は、掘削壁に水平の梁を設置して壁の崩壊を防ぐ方法です。

敷地の高低差が大きい場合、切梁の設置が難しくなり適していません。

 

よって正しい記述となります

選択肢3. トレンチカット工法は、根切りする部分が狭い場合に適している。

トレンチカット工法は、広い範囲を段階的に掘削して施工する工法で、狭い場所には向きません。

 

よって誤った記述となります。

選択肢4. アイランド工法は、根切りする部分が広く浅い場合に適している。

アイランド工法は掘削部分を複数のブロックに分けて施工する方法で、広く浅い敷地で効率よく根切りを行うことができます。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

工法を覚えるときは「敷地の広さ」、「掘削深さ」、「施工性」の3点で整理するとわかりやすいです。

特にトレンチカット工法は、 「広い範囲で段階的に掘る工法」 という特徴を押さえておきましょう。

参考になった数1