2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問45 (ユニットE 問45)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問45(ユニットE 問45) (訂正依頼・報告はこちら)
- スラブの付いたせいの高い梁の打込みは、梁とスラブを連続して行った。
- 柱へのコンクリートの打込みは縦形シュートを挿入して行った。
- コンクリートの鉛直打継ぎ部は、梁やスラブの場合、スパンの中央付近に設けた。
- 棒形振動機の先端を、先に打ち込んだコンクリートの層に届くように挿入した。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
1.沈下ひび割れを防止するために梁とスラブは連続して打ち込みを行いません。
コンクリートの沈下が終了してから打ち込みを行います。
2.例文の通りです。
3.例文の通りです。
4.コンクリートが一体となるように、振動機の先を、先に打ち込んだコンクリートの層に届かせる事が必要です。
参考になった数111
この解説の修正を提案する
02
正解は1です。
コンクリートが硬化時に収縮するので、コンクリートの打ち込み高さはスラブ下で一度止め、梁をスラブ下まで打設することで、ひび割れの防止をします。
1.正しくは「スラブの付いたせいの高い梁の打込みは、梁とスラブを
分けて行った。」となります。
2.設問の通りです。
柱など細く長いものには縦型シュートを使用します。
シュートとはコンクリートを流し込むための筒のようなものです。
3.設問の通りです。
一番力がかからない場所を打ち継ぎ部とします。
4.設問の通りです。
打ち継ぎ部にひびが入らないように、棒形振動機で打ち込んだ
コンクリートと新たに打ち込んだコンクリートを混ぜます。
参考になった数70
この解説の修正を提案する
03
この問題では、コンクリート打設時の施工方法を理解しているか問われています。
梁とスラブは高さが異なり、一度に連続して打ち込むとコンクリートが落下して材料分離が起きやすくなります。
正しくは梁とスラブを分けて打設します。
よって誤った記述となります。
柱は高さがあるため、コンクリートを直接落とすと分離しやすくなります。
縦形シュートを使うことでコンクリートを下まで安全に導き、均一に打ち込むことができます。
よって正しい記述となります。
打継ぎ部は曲げモーメントが小さい場所にすることで、ひび割れや弱点を避けられます。
梁では支点付近、スラブでは梁に近い位置が適切です。
よって正しい記述となります。
振動機を前の層まで届かせることで、層間の空隙を防ぎ、コンクリートを密実に締固めます。
よって正しい記述となります。
要点は、「柱は高さに応じて打込み方法を工夫する」、「打継ぎ部は応力の小さい部分にする」、「振動機は前の層まで届くように挿入する」です。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問44)へ
平成29年(2017年)後期 問題一覧
次の問題(問46)へ