2級建築施工管理技士の過去問
平成29年(2017年)後期
7 問76

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 平成29年(2017年)後期 7 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄骨の加工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 高力ボルト接合に使用するスプライスプレートは、ガス切断で加工した。
  • 曲げ加工される部分の外面のけがきは、ポンチ、たがねを用いて行った。
  • 板厚が13mmの鋼材のアンカーボルト孔及び鉄筋貫通孔は、せん断孔あけで加工した。
  • 普通ボルトの孔径は、ボルトの公称軸径に0.5mmを加えた値とした。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は【2】です。

1.高力ボルト接合に使用するスプライスプレートは、ガス切断で加工してもよいです。

2.曲げ加工される軟鋼や高張力鋼などの外面のけがきは、ポンチ・たがねなどによる打痕を残してはいけません。

3.ボルトやアンカーボルト、鉄筋貫通孔への孔あけを行う場合には、ドリルあけを原則としますが、板厚が13㎜以下の場合には、せん断孔あけとすることができます。

4.公称軸径に対する孔径は次の通りです。
普通ボルトの孔径・・・公称軸径+0.5㎜
アンカーボルトの孔径・・・公称軸径+5.0㎜
高力ボルトの孔径(公称軸径が27㎜未満)・・・公称軸径+2.0㎜
高力ボルトの孔径(公称軸径が27㎜以上)・・・公称軸径+3.0㎜

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02

1.◯ ガス切断は最もよく使用されている。切断面の精度もよく、経済的であるが切断速度は遅い。

2.✕ ポンチやたがね等による打痕は、応力集中を招くことから鋼材の耐力を著しく低下させる。

3.◯ 板厚が13mm以下の場合に限り、せん断加工機を使用することができる。

4.◯ 普通ボルトの孔径は、ボルトの公称軸径±0.5mmとする。ただし胴縁類の取付け用のボルトの場合は±1.0mmとする。

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