2級建築施工管理技士の過去問
平成29年(2017年)後期
7 問79

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 平成29年(2017年)後期 7 問79 (訂正依頼・報告はこちら)

現場打ち鉄筋コンクリート耐震壁を増設する耐震改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 増設壁との打継ぎ面となる既存コンクリートの表面が平滑であったため、表面に目荒し処理を行った。
  • 増設壁のコンクリートの打込みを流込み工法としたので、増設壁コンクリート上端と既存梁下とのすき間は200mmとし、グラウト材を注入した。
  • 注入するグラウト材は、練上り時の温度が10〜35℃の範囲となるようにした。
  • 増設壁のコンクリートの打込みを圧入工法としたので、オーバーフロー管の流出先の高さは、既存梁の下端より低くした。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は【4】です。

1.増設壁と打継ぎ面となる既存コンクリートの表面が平滑である場合は、付着性を高めるために表面に目荒し処理を行います。

2.増設壁のコンクリートの打込みを流込み工法とする場合、増設壁コンクリート上端と既存梁下との隙間は、200㎜程度が必要です。
グラウト材を注入する際は、途中で中断してしまうとパイプの目詰まりや打ち継ぎ不良の原因となるため、連続して注入を行います。

3.グラウト材は、水温管理が必要です。
水温10℃以上の水で練上げ、練上り時の温度が、10~35℃の範囲内となるようにします。

4.増設壁のコンクリートの打込みを圧入工法とする場合、型枠上部に設けたオーバーフロー管の流出先の高さは、既存梁の下端より10cm高い位置とします。

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02

1.◯ 既存コンクリートの表面が平滑な場合、増設壁との取り合い部分は表面に目荒しを行う。

2.◯ 増設壁コンクリート上端と既存梁下のすき間(200mm程度)には、グラウト材を注入してすき間をなくす。

3.◯ 注入するグラウト材の練上げ時の温度は、10~35℃の範囲とする。

4.✕ 増設壁のコンクリートの打込みを圧入工法とする場合は、オーバーフロー管の流出先の高さは、既存梁下より高くする。

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