2級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)後期
1 問14

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年)後期 1 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

ボード類の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • インシュレーションボードは、断熱性に優れている。
  • シージングせっこうボードは、普通せっこうボードに比べ吸水時の強度低下が少ない。
  • ロックウール化粧吸音板は、吸音性、耐水性に優れている。
  • 木毛セメント板は、断熱性、吸音性に優れている。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。
ロックウール化粧吸音板は、ロックウールを主原料とするボードで、吸音性には優れていますが、耐水性はほとんどありません。

1.インシュレーションボード(軟質繊維版)とは、ファイバーボード(繊維版)の1種で、釘打ち・切断などの加工性や、保温性・断熱性に優れています。

2.シージングせっこうボードは、両面のボード用原紙と芯材のせっこうに防水処理を施したものです。
普通せっこうボードに比べ吸水時の強度低下や、変形が少ないボードとなっており、主に台所、浴室、外壁の下地用として使用されています。

4.木毛セメント板は、木毛をセメントと混練りし、厚さ15~50mmに圧縮成形した板です。
耐火性に加え表面に凹凸があり断熱性、吸音性もあります。
主に野地板、天井、床下地などの、耐火構造若しくは防火構造の構造部分に使用されています。

参考になった数47

02

最も不適当なものは3です。

1.インシュレーションボードは、木材などを繊維状にしたものを板状に成形したもので、加工もしやすく下地としてよく使用されています。

多孔質素材で軽く、断熱性や吸音性に優れています。

2.シージングせっこうボードは、両面のボード用原紙と芯材のせっこうに防水加工がされており、普通のせっこうボードよりも吸水時の強度低下が少ないものになっています。

ですので主に水回りの台所、浴室、外壁などの下地用として使用されています。

3.ロックウール化粧吸音板は繊維状に加工したロックウールを原料とする鉱物質繊維板です。

耐火性、吸音性には優れていますが、耐水性はほとんどありません

4.木毛セメント板は細長く削りだした木材をセメントペーストで圧縮成形した健材です。

断熱性に優れた木材と耐火性に優れた無機質のセメントの組み合わせで製造されており、断熱性、吸音性にも優れています。

参考になった数23