2級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)後期
2 問15
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問題
2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)後期 2 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
屋外排水工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 内法が600mmを超え、かつ、深さ1.2mを超える雨水用排水桝には、足掛け金物を取り付けた。
- 雨水用排水桝及びマンホールの底部には、深さ50mmの泥だめを設けた。
- 地中埋設排水管の長さが、その内径又は内法幅の120倍を超えない範囲内で、桝又はマンホールを設けた。
- 排水管を給水管に平行して埋設する場合、給水管を上方にして、両配管は500mm以上のあきを設けた。
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この過去問の解説 (3件)
01
暗記ものではありますが、覚えるコツやイメージを踏まえて覚えてみましょう。
正しい記述です。
各設計規準などで変わりますが、一般的に1.2m以上の桝は足掛け金物を設置しなければなりません。
暗記が苦手な人は、内法が600mmを超え、かつ深さ1.2mを超える雨水用排水桝をイメージしてみましょう。
人の肩幅は400~450mmで、人通口も一般的に600mmなので、大人が十分通れる大きさです。
1.2mはおおよそ成人の胸元当たりの高さで、コンクリートブロック6段分の塀の高さと同じくらいです。
足がかり無しで足元の見えない桝を昇降するのは危険ですね。
間違った記述です。
雨水桝に設ける泥だめは150mm以上の深さが必要です。
雨水枡はコンクリートで出来た四角い立方体で、コップのように上面だけが空いています。
上面はコンクリートや金属製の蓋をしますが、雨水が流れ込むように穴が開けてあります。
排水管は立方体の、底面以外の4つの側面いずれかに穴を空けて接続します。
泥だめは排水管の管底から、雨水桝の底面までの高さを指します。
ふたから流れ込んだ泥が底面に溜まってしまっても、泥だめの高さが150mm以上あれば、上澄みの雨水だけ排水管に流れ込み、泥は流れ込まない仕組みになっています。
それをイメージすると50mmの泥だめは明らかに高さ不足ですね、毎日掃除必須になってしまいます。
正しい記述です。
桝の設置場所は、内径又は内法幅の120倍を超えない長さの範囲で桝またはマンホールを設けなければなりません。
排水管を設けるのに、途中を切って桝・マンホールを設けて、また接続して…と手間を考えると、なるべく桝・マンホールは増やしたくないですね。
ですが、排水管の重要なところは勾配です。
排水管の長さが延びれば延びるほど、勾配は緩やかになります。
緩やかすぎると流れが悪くなってしまいます。
また、桝・マンホールが無いと点検・清掃をすることもできません。
それらを考慮し、内径又は内法幅の120倍を超えない長さと決められています。
正しい記述です。
給水管を上方にする理由ですが、
もし排水管が上方にあって排水管が破損した際、汚水・雨水が下方の給水管に流れ込んだら…ということで、給水管が上方と覚えましょう。
物の名前や数値などをそのまま覚えるのが苦手な人は、イメージや実物と繋ぎあわせて覚えるのも一つのコツです。
戸建てに住んでいる方はぜひ敷地内の排水桝を開けてみましょう。
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02
汚水桝→インバート 雨水桝→泥だめ がポイントです。
設問の通りです。(公共建築工事標準仕様書)
雨水用排水桝の底部には、深さ150mm以上の泥だめを設けます。
よって誤りです。
設問の通りです。
設問の通りです。
排水管は給水管の下方に埋設します。
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03
暗記問題です
その通りです。
深さ1mを超えるものは足掛け金物(ステップ)を取り付ける必要があります。
間違いです。
深さ150mmの泥だめを設ける必要があります。
その通りです。
その通りです。
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