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2級建築施工管理技士の過去問 令和3年(2021年)後期 3 問27

問題

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壁のせっこうボード張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
ボードを突付けとせず隙間を開けて底目地を取る目透し工法で仕上げる壁は、スクェアエッジのボードを使用した。
   2 .
鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの頭は、仕上げ面の精度確保のため、ボード面と同面となるように締め込んだ。
   3 .
鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの留付け間隔は、ボードの中間部より周辺部を小さくした。
   4 .
ボードの重ね張りは、上張りと下張りのジョイント位置が同位置にならないように行った。
( 2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)後期 3 問27 )
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この過去問の解説 (3件)

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せっこうボードのエッジには、スクエアエッジ(直角)、

ベベルエッジ(面取り)、テーパーエッジ(勾配)があります。

選択肢1. ボードを突付けとせず隙間を開けて底目地を取る目透し工法で仕上げる壁は、スクェアエッジのボードを使用した。

設問の通りです。

目透かし工法で壁を仕上げる場合はスクエアエッジのボードを使用します。

選択肢2. 鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの頭は、仕上げ面の精度確保のため、ボード面と同面となるように締め込んだ。

誤りです。

ボード面より少し低くなるように締めこみます。

選択肢3. 鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの留付け間隔は、ボードの中間部より周辺部を小さくした。

周辺部200mm程度、中間部300mm程度としますので、設問の通りです。

選択肢4. ボードの重ね張りは、上張りと下張りのジョイント位置が同位置にならないように行った。

設問の通りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
7

せっこうボードは住宅を中心に色んな建物の内装仕上げに使われています。

公共施設では天井ボードにも石膏ボードが使われていることが多いです。

せっこうボード上の仕上げには一般的に壁紙(ビニールクロスなど)が使われています。

日常でもよく見かける材料なので、実物を見ながら覚えていきましょう。

選択肢1. ボードを突付けとせず隙間を開けて底目地を取る目透し工法で仕上げる壁は、スクェアエッジのボードを使用した。

正しい記述です。

各用語を説明します。

目地:材料同士の隙間・継目部分。構造体やレンガ・タイルなどは材料の伸縮によるクラックを防ぐために目地を取っている。内装では意匠的な意味合いが多いです。

底目地:材料を重ねて張り、目地に底を作る。(目地の隙間に裏側の材料が見える)一般的に二重張りの壁で底目地を作っていることが多いです。

目透し工法:目地・底目地を設けてボードを張る工法。目地・底目地を設けない場合、突付け工法になります。

スクエアエッジのボード:和訳した通りで、ボードのエッジ(角)がスクエア(四角)になっているもの。他にもベベルエッジ・テーパーエッジと呼ばれる、面取りのされたボードもありますが、仕上げに合わせて使用するものを決定します。

選択肢2. 鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの頭は、仕上げ面の精度確保のため、ボード面と同面となるように締め込んだ。

間違った記述です。

ねじの頭はボード面より少し奥まで締め込みましょう。

せっこうボードがそのまま最終の仕上げになることはあまり無く、一般的には壁紙(ビニールクロス)が張られます。

壁紙張り前に下地処理としてジョイントコンパウンドというパテ材で凹凸を埋め、せっこうボード面と平らになるように仕上げられます。

ねじの頭がボード面と同面になると、壁紙を張った際にねじ頭の形が壁紙に浮き出てしまうので、それを防ぎます。

選択肢3. 鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの留付け間隔は、ボードの中間部より周辺部を小さくした。

正しい記述です。

せっこうボードは石膏で出来ている為、少し重いです。

壁や天井によく使われる材料な分、しっかり留めておかないと落下したら危険です。

公共工事標準仕様書でボードの留付け間隔が定められており、壁・天井の周辺部・中間部とそれぞれ決まっています。

壁の周辺部は200mm程度間隔、中間部は300mm程度間隔です。

天井の周辺部は150mm程度間隔、中間部は200mm程度間隔です。

選択肢4. ボードの重ね張りは、上張りと下張りのジョイント位置が同位置にならないように行った。

正しい記述です。

ボードの重ね張りとは所謂2枚張りのことで、強度を上げたり防火等の法令の関係で必要だったりして、2枚張りになることがあります。

その際、下張りと上張りのジョイント位置をずらして張る必要があります。

せっこうボードに限ったことではありませんが、金属にしろ木材にしろ、熱や湿気で材料はいつか反ってきます。

壁のボードが反った際、ボードの周辺部が浮いてくるのはイメージが付くと思います。

重ね張りしているボードの上張り・下張りのジョイントが重なっていると、下張りボードが反ると上張りボードにも段差ができてしまいます。

ジョイントをずらすことで、万が一下張りボードが反ってきても、上張りボードへの影響が少なくなります。

まとめ

内装仕上げ材は意匠的な見栄え・仕上がりの美しさが求められます。

その反面、材料が落ちないように安全に留め、法に則った仕上げをしなければなりません。

建設業特有のミリ単位での作業にもなりますので、重要事項はしっかり覚えておきましょう。

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ボード張りは、建物の骨格に壁や天井をつくるために行われます。

石膏ボードは、石膏を心に、その両面に厚紙で被膜し形成した板で、建築物の内装などに用いられ、防火・防音性に優れますが、衝撃や湿気に弱い弱点があります。

選択肢1. ボードを突付けとせず隙間を開けて底目地を取る目透し工法で仕上げる壁は、スクェアエッジのボードを使用した。

その通りです。

目透かし工法で仕上げる壁は、スクエアエッジボードを使用します。

選択肢2. 鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの頭は、仕上げ面の精度確保のため、ボード面と同面となるように締め込んだ。

間違いです。

頭がボード面に沈むまで十分締め込みます。

選択肢3. 鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの留付け間隔は、ボードの中間部より周辺部を小さくした。

その通りです。

周辺部200mm、中間部300mm間隔です。

選択肢4. ボードの重ね張りは、上張りと下張りのジョイント位置が同位置にならないように行った。

その通りです。

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