2級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)前期
1 問1

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年)前期 1 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 全般換気方式は、室内全体の空気を外気によって希釈しながら入れ替える換気のことである。
  • 局所換気方式は、局所的に発生する汚染物質を発生源近くで捕集して排出する換気のことである。
  • 第1種機械換気方式は、映画館や劇場等外気から遮断された大きな空間の換気に適している。
  • 第2種機械換気方式は、室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室の換気に適している。

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この過去問の解説 (3件)

01

機械換気方式の種類と用いられる場所を覚えましょう。

選択肢1. 全般換気方式は、室内全体の空気を外気によって希釈しながら入れ替える換気のことである。

設問の通りです。

全般換気は、室内の汚染空気を外気によって希釈しながら排出するものです。

住宅において、居室で給気して浴室や便所から排気します。

選択肢2. 局所換気方式は、局所的に発生する汚染物質を発生源近くで捕集して排出する換気のことである。

設問の通りです。

選択肢3. 第1種機械換気方式は、映画館や劇場等外気から遮断された大きな空間の換気に適している。

設問の通りです。

第1種機械換気方式は、給気・排気とも機械で行う換気方式です。

映画館や劇場、機械室等に用いられます

選択肢4. 第2種機械換気方式は、室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室の換気に適している。

誤りです。

第2種機械換気方式は室内を正圧に保つための換気方式で、機械給気と自然排気による換気方式のことです。

この方法は室内の空気が外部に漏れやすいので、臭気が発生する部屋では用いません。

手術室やボイラー室等に用いられます。

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02

この設問は、換気方式と各換気方式の特徴と適切な利用方法について問われています。

選択肢1. 全般換気方式は、室内全体の空気を外気によって希釈しながら入れ替える換気のことである。

設問の通りです。

選択肢2. 局所換気方式は、局所的に発生する汚染物質を発生源近くで捕集して排出する換気のことである。

設問の通りです。

選択肢3. 第1種機械換気方式は、映画館や劇場等外気から遮断された大きな空間の換気に適している。

設問の通りです。

第1種機械換気方式は、給気・排気ともにファンなどの機械を用いる換気方式です。

安定した換気が望める映画館や劇場等の外気から遮断された大きな空間に適しています。

選択肢4. 第2種機械換気方式は、室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室の換気に適している。

設問は誤りです。

第2種機械換気方式は、給気ファンによって外気を導入して、自然排気口から排出する換気方式です。

自然排気口を使用した場合だと、排気物質の流れをコントロールすることができずに汚染物質が他室に漏れてしまう可能性があります。

他室に漏れてはならない換気方式を採用する場合は、第3種機械換気方式(給気:自然 排気:機械)が適しています。

まとめ

特に、第1種・第2種・第3種換気方式はそれぞれ異なる特徴がある為、混同せずに参考書等を活用して理解を深めましょう。

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03

機械換気方式はよく出る間違えやすいポイントです。

第1種:給気ファン/排気ファン ex.映画館、劇場、地下街、オフィスビル

第2種:給気ファン/自然排気  ex.手術室、クリーンルーム、無菌室

第3種:自然給気/排気ファン  ex.トイレ、浴室、飲食店、厨房

選択肢1. 全般換気方式は、室内全体の空気を外気によって希釈しながら入れ替える換気のことである。

その通りです。

選択肢2. 局所換気方式は、局所的に発生する汚染物質を発生源近くで捕集して排出する換気のことである。

その通りです。

選択肢3. 第1種機械換気方式は、映画館や劇場等外気から遮断された大きな空間の換気に適している。

その通りです。

選択肢4. 第2種機械換気方式は、室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室の換気に適している。

間違いです。

設問は第3種機械換気方式の説明です。

第2種は外の汚染物質が室内に入ってこないようにする(室内を清潔に保つ)換気方式です。

参考になった数22