2級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)前期
1 問7
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問題
2級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年)前期 1 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
基礎構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- べた基礎は、地盤が軟弱で、独立基礎の底面が著しく広くなる場合に用いられる。
- 杭基礎は、一般に直接基礎で建築物自体の荷重を支えられない場合に用いられる。
- 同一建築物に杭基礎と直接基礎等、異種の基礎を併用することは、なるべく避ける。
- 直接基礎の底面は、冬季の地下凍結深度より浅くする。
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎の形式の種類とその特徴について理解しましょう。
地盤が軟弱な場合や柱荷重が多い場合、建築物の全面にわたり基礎スラブを設ける場合の基礎のことをべた基礎といいます。
杭基礎は地盤が軟弱で支持層が深い位置にあり、直接基礎では十分に建物を支持できない場合に用いられます。
同一建築物に異種の杭を使用すると、地業の種類により不同沈下の原因となります。
同一建築物で異種杭はなるべく避けるのが原則です。
誤りです。
直接基礎の底面は、冬季の地下凍結深度より深くして、凍結による地盤の膨張作用の影響を受けないようにします。
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02
この設問は、各種基礎の特徴について問われています。
設問のとおりです。
べた基礎は、底板のコンクリートと基礎の立上りが一体になっている基礎構造です。
設問のとおりです。
設問のとおりです。
設問は誤りです。
直接基礎の底面は、冬季の地下凍結深度より深くします。
地下凍結深度とは、温水が氷点下になる地表からの深さをいいます。
べた基礎・杭基礎・独立基礎の3種類は頻出ですので、これらの基礎の特徴を理解しましょう。
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03
杭基礎と直接基礎の問題です。
べた基礎は基礎の地盤への設置面積を大きくし、支持する基礎です。
杭基礎は、直接基礎に比べ、より深い支持層へ荷重を伝達する基礎構造です。
異種の基礎を併用すると、計算方法が煩雑になります。
誤りです。基礎を凍結深度より浅くすると基礎が凍結してしまいます。
各基礎の特徴や用いる場合を理解しましょう。
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