2級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)前期
5 問1

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年)前期 5 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋の継手に関する記述として、不適当なものを2つ選べ。
  • 鉄筋の継手には、重ね継手、圧接継手、機械式継手、溶接継手等がある。
  • 重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度にかかわらず同じである。
  • フック付き重ね継手の長さには、フック部分の長さを含める。
  • 鉄筋の継手の位置は、原則として、構造部材における引張力の小さいところに設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

鉄筋の継手位置は、できるだけ引張力の小さい位置に設け、1カ所に集中しないようにします。

選択肢1. 鉄筋の継手には、重ね継手、圧接継手、機械式継手、溶接継手等がある。

鉄筋継手の工法は、重ね継手・ガス圧接継手・機械式継手・溶接継手の4種類に大別されます。

選択肢2. 重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度にかかわらず同じである。

鉄筋の重ね継手の長さは、コンクリート設計基準強度によって異なり、フックあり・なしによっても異なります。

選択肢3. フック付き重ね継手の長さには、フック部分の長さを含める。

フックを設ける場合の重ね継手長さは、鉄筋の折り曲げ起点間の距離とし、フック部分の長さは含みません

選択肢4. 鉄筋の継手の位置は、原則として、構造部材における引張力の小さいところに設ける。

鉄筋の継手位置は引張応力の最も小さい部分に設けます。

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02

この設問は、鉄筋継手位置や継手長さについて問われています。

選択肢1. 鉄筋の継手には、重ね継手、圧接継手、機械式継手、溶接継手等がある。

設問の通りです。

選択肢2. 重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度にかかわらず同じである。

設問は誤りです。

鉄筋の重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度の違いにより異なる場合があります。

選択肢3. フック付き重ね継手の長さには、フック部分の長さを含める。

設問は誤りです。

フック付き重ね継手の長さには、定着起点からフックの折り曲げ開始点までの距離とします。

そのため、フック部分の長さは含みません。

選択肢4. 鉄筋の継手の位置は、原則として、構造部材における引張力の小さいところに設ける。

設問の通りです。

まとめ

コンクリートと継手長さの関係やフック長について頻出ですので、必ず解答できるようにしましょう。

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03

鉄筋工事の鉄筋同士のジョイント部分に関する設問です。

選択肢1. 鉄筋の継手には、重ね継手、圧接継手、機械式継手、溶接継手等がある。

設問の通り、複数の種類があります。

選択肢2. 重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準強度にかかわらず同じである。

誤りです。設計基準強度が大きいとその分継手長さも長くする必要があります。

選択肢3. フック付き重ね継手の長さには、フック部分の長さを含める。

誤りです。フック部分の長さは継手長さに含まれません。

選択肢4. 鉄筋の継手の位置は、原則として、構造部材における引張力の小さいところに設ける。

継手の位置は強度的に弱点になりやすいので、構造部材における引張力の小さいところに設けます。

まとめ

継手の種類の特性、長さの判定について理解しましょう。

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