2級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)後期
3 問2

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年)後期 3 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋のかぶり厚さに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 杭基礎におけるベース筋の最小かぶり厚さは、杭頭から確保する。
  • 腹筋を外付けするときの大梁の最小かぶり厚さは、幅止め筋の外側表面から確保する。
  • 直接土に接する梁と布基礎の立上り部の最小かぶり厚さは、ともに30mmとする。
  • 屋内では、柱と耐力壁の最小かぶり厚さは、ともに30mmとする。

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この過去問の解説 (2件)

01

設問は、鉄筋のかぶり厚さについて問われています。

最小かぶり厚さ及び設計かぶり厚さについては頻出事項です。

選択肢1. 杭基礎におけるベース筋の最小かぶり厚さは、杭頭から確保する。

設問のとおりです。

最小かぶり厚さは6㎝(捨てコン部分除く)以上、設計かぶり厚さは7㎝以上確保します。

選択肢2. 腹筋を外付けするときの大梁の最小かぶり厚さは、幅止め筋の外側表面から確保する。

設問のとおりです。

腹筋を外付けするときの大梁の最小かぶり厚さは、幅止め筋の外側表面(コンクリート内部から鉄筋の外側に一番近い距離)から確保します。

選択肢3. 直接土に接する梁と布基礎の立上り部の最小かぶり厚さは、ともに30mmとする。

誤りです。

直接土に接する梁と布基礎の立上り部の最小かぶり厚さは、ともに40mm以上とします。

選択肢4. 屋内では、柱と耐力壁の最小かぶり厚さは、ともに30mmとする。

設問のとおりです。

屋内では、柱と耐力壁の最小かぶり厚さはともに30mmとします。

まとめ

かぶり厚さについては、最小かぶり厚さ及び設計かぶり厚さの2種類があります。

設計かぶり厚さについては、最小かぶり厚さに + 10㎜した値と覚えておくと暗記しやすいでしょう。

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02

この問題では各部分での鉄筋のかぶり厚さについて問われています。

部分ごとにかぶり厚さの許容寸法が異なりますので注意が必要です。

選択肢1. 杭基礎におけるベース筋の最小かぶり厚さは、杭頭から確保する。

設問の通りです。

基礎部分の最小かぶり厚さは60mm以上と規定されています。

選択肢2. 腹筋を外付けするときの大梁の最小かぶり厚さは、幅止め筋の外側表面から確保する。

設問の通りです。

コンクリート表面に一番近い幅止め筋から最小かぶり厚さを確保します。

選択肢3. 直接土に接する梁と布基礎の立上り部の最小かぶり厚さは、ともに30mmとする。

直接土に接する梁と布基礎の立上り部の最小かぶり厚さは、ともに40mm以上です。

選択肢4. 屋内では、柱と耐力壁の最小かぶり厚さは、ともに30mmとする。

設問の通りです。

まとめ

鉄筋のかぶり厚さに関しては部分ごとにかぶり厚さが異なりますので、

テキストを参考に各部分をイメージしながら理解していきましょう。

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