2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問2 (ユニットA 問2)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問2(ユニットA 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 純ラーメン構造は、柱と梁のみで構成された骨組みで地震力等の水平力に抵抗する構造である。
- 壁式構造は、壁と床や屋根等を一体としたもので、壁が柱と梁の役割を兼ねる構造である。
- フラットスラブ構造は、腰壁が梁の役割を兼ねる構造である。
- プレストレストコンクリート構造は、PC鋼材を用いて梁等のコンクリート部材に圧縮力を導入した構造である。
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この過去問の解説 (2件)
01
鉄筋コンクリート構造の建築物の構造形式に関する問題です!
正しい記述です。
キーワード: 純ラーメン構造、柱と梁、水平力抵抗
説明: 純ラーメン構造は、柱と梁が剛接合され、柱と梁の骨組み自体で地震等の水平力に抵抗する構造形式です。
正しい記述です。
キーワード: 壁式構造、壁が柱と梁の役割
説明: 壁式構造とは、耐力壁とスラブが一体化した構造形式であり、壁自体が柱や梁の役割を兼ねて地震力などの外力を負担します。
誤った記述です。
キーワード: フラットスラブ構造、腰壁、梁の役割
説明: フラットスラブ構造とは、梁を設けず、柱と直接つながった平坦なスラブで構成される構造形式です。
腰壁が梁の役割を果たすものではありません。
正しい記述です。
キーワード: プレストレストコンクリート構造、PC鋼材、圧縮力導入
説明: プレストレストコンクリート構造とは、鋼線や鋼棒などのPC鋼材を用いてコンクリートにあらかじめ圧縮力を導入したものであり、引張応力によるひび割れを抑制した構造形式です。
フラットスラブ構造の特徴と腰壁の構造的な役割について正しく理解しておきましょう。
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02
この問題のポイントは、各構造の特徴をイメージ出来るかにかかっています。
構造名がそのままの意味なので、良く理解しましょう。
ラーメンとはドイツ語で、「枠」を意味します。
筋交いを使用せず、柱と梁で構成された構造のことです。
枠全体で水平力に抵抗します。
よって正しい記述となります。
壁で建物を支えるのが、壁式構造です。
よくあるコンクリート造の建物を想像すると良いでしょう。
全て一体となっていますよね。
よって正しい記述となります。
フラットスラブ構造とは、文字通りスラブ(屋根、床)がフラット(平坦)な造りのことです。
梁は使用しません。
腰壁は、構造関係に出てくる用語ではありません。
よって誤った記述となります。
PC鋼材の「PC」とは、プレストレストコンクリートの略です。
プレストレストコンクリート鋼材を使用しているので、プレストレストコンクリート構造になります。
よって正しい記述となります。
横文字がよく出てきますが、日本語に変換すれば簡単です。
プレストレストコンクリート構造に関してはPC鋼材を用いるもの、
とだけ覚えておきましょう。
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