2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問1 (ユニットA 問1)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問1(ユニットA 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

日照及び日射に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 太陽放射の光としての効果を重視したものを日照といい、熱的効果を重視したものを日射という。
  • 日の出から日没までの時間を、日照時間という。
  • 北緯35°付近における終日快晴の夏至の日の終日日射量は、南向きの鉛直面よりも水平面のほうが大きい。
  • 夏至の日に終日日影となる部分は、永久日影となる。

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この過去問の解説 (2件)

01

日照及び日射に関する問題です!

選択肢1. 太陽放射の光としての効果を重視したものを日照といい、熱的効果を重視したものを日射という。

正しい記述です。

 

キーワード: 日照、日射、光・熱的効果

説明:
日照とは、太陽光の光としての効果を重視した概念です。

一方、日射とは、太陽光の熱的な効果を重視した概念です。

選択肢2. 日の出から日没までの時間を、日照時間という。

誤った記述です。

 

キーワード: 日照時間、日の出・日没

説明:
日照時間とは、「実際に太陽光が当たっている時間」のことを指します。
日の出から日没までの時間は「可照時間」と呼ばれています。

選択肢3. 北緯35°付近における終日快晴の夏至の日の終日日射量は、南向きの鉛直面よりも水平面のほうが大きい。

正しい記述です。

 

キーワード: 北緯35°付近、夏至、終日日射量、水平面、鉛直面

説明:
夏至の日は太陽高度が最も高くなるため、水平面が最も日射量が多いです。

一方、南向きの鉛直面は入射角が浅くなるため、水平面と比べて終日日射量は少なくなります。

選択肢4. 夏至の日に終日日影となる部分は、永久日影となる。

正しい記述です。

 

キーワード: 夏至、終日日影、永久日影

説明:
夏至の日は一年で太陽高度が最も高く、この日に終日日影となっている箇所は、一年中どの季節にも日光が当たりません。

つまり、夏至に終日日影の場所は一年を通じて日照を得られないため、「永久日影」となります。

まとめ

この問題では、「日照時間」と「可照時間」の正しい定義について問われました。

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02

この問題で押さえるべきキーワードは、

「日照=光」、「日射=熱」、

「日照時間 」、 「可照時間」、

「夏至=太陽高度最大」、

「永久日影=夏至でも日が当たらない場所」です。

これらの言葉の意味を理解しましょう。

選択肢1. 太陽放射の光としての効果を重視したものを日照といい、熱的効果を重視したものを日射という。

日照は太陽光の「明るさ」、日射は太陽光の「熱」を指します。

よって正しい記述です。

 

光は照らし、熱は射す、と覚えましょう。

 

選択肢2. 日の出から日没までの時間を、日照時間という。

太陽に照らされている時間を、「日照時間」と言います。

晴れていれば長くなり、曇れば短くなります。

 

日の出から日没までの時間は、「可照時間」と言います。

太陽が出ている時間のことです。

 

よって誤った記述となります。

 

選択肢3. 北緯35°付近における終日快晴の夏至の日の終日日射量は、南向きの鉛直面よりも水平面のほうが大きい。

太陽の高さが最も高くなる日を、「夏至」と言います。

水平面は直達日射を多く受けるため、南向き鉛直面よりも日射量が多くなります。

 

よって正しい記述となります。

 

「南向き鉛直面」という言葉が難しいので、水平面のほうが日射量が多い、

とだけ覚えておきましょう。

選択肢4. 夏至の日に終日日影となる部分は、永久日影となる。

太陽の高さが最も高くなる日を、「夏至」と言います。

言い換えれば太陽が一番元気な日です。

そんな日に、日が当たらない場所は、永久に日影です。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

この日照及び日射に関する問題では、用語を入れ替えた問題がよく出ます。

用語の意味さえ知っていれば、簡単に解ける内容なので、しっかり覚えましょう。

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