2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問5 (ユニットB 問1)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問5(ユニットB 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 光束とは、視感度に基づいて測定された単位時間当たりの光のエネルギー量である。
- 照明の光は加法混色であり、その3原色は赤、緑、青である。
- 昼光率とは、室内のある点の天空光による照度を、全天空照度で除したものである。
- 輝度とは、点光源のある方向の光の強さを示す量である。
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この過去問の解説 (3件)
01
採光及び照明に関する問題です。
正しい記述です。
キーワード: 光束、視感度、光エネルギー
説明:
光束(単位:ルーメン[lm])は、人間の目が明るさを感じる能力(視感度)を考慮し測定した光のエネルギー量を指します。
正しい記述です。
キーワード: 照明、加法混色、3原色(赤・緑・青)
説明:
光の加法混色(光を混ぜ合わせて色を表現する方法)の基本3原色は「赤(R)」「緑(G)」「青(B)」であり、この3つの光を混ぜることで多様な色が作れます。
正しい記述です。
キーワード: 昼光率、天空光照度、全天空照度
説明:
昼光率とは、ある地点の室内照度を、全天空照度で除した割合であり、採光計画の指標として使用されます。
誤った記述です。
キーワード: 輝度、点光源、光の強さ
説明:
「輝度」とは、光源や物体表面がある方向に対してどれだけ明るく見えるかを示す量であり、単位はcd/m²を用います。
一方、「点光源のある方向への光の強さ」を示す量は「光度」であり、単位はcdです。
「輝度」と「光度」の違いを明確に理解しておきましょう!
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02
この問題は、採光、照明の基本用語を混同しないように注意するのがポイントです。
光束(単位:ルーメン)は、視感度(人間の目の感度)を考慮して評価される「光の量」を表します。
よって正しい記述となります。
光の加法混色(光を混ぜ合わせて色を表現する方法)の基本3原色は、
赤(R)」「緑(G)」「青(B)で、これらを混ぜるとさまざまな色が表現できます。
よって正しい記述となります。
昼光率とは、室内のある場所に届く天空光(自然光)の明るさを、
屋外全体の全天空照度(空の明るさ)で割った割合です。
よって正しい記述となります。
輝度とは、光源や物の表面が「どのくらい明るく見えるか」を示すものです。
点光源のある方向への光の強さを表すのは、「光度」です。
よって誤った記述となります。
光の量、明るさ、強さの違いをよく理解しましょう。
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03
光に関する用語の問題です。各用語が具体的に何を示しているか、言葉だけでなく図などで覚えるのが良いでしょう。自分で図を書くとイメージしやすいですよ。
正しい記述です。
光束は単位をルーメンとして、光源から出る光の量を表す用語です。良く比較されるものとして、照度(単位:ルクス)があります。照度は光源によって照らされた面の明るさになります。この2つは良く出題されます。
正しい記述です。
加法混色とは、光を混ぜると明るさが増していく混色方法です。
懐中電灯や舞台照明のように、異なる色の光を同じ場所に当てていくと、混ざった部分はより明るくなり、最終的には白色になります。
また、加法混色の三原色は 赤・緑・青(RGB) で、これを組み合わせてすべての色を表現します。テレビやパソコンの設定で出てくるRGBと結び付けて覚えると理解しやすいでしょう。
正しい記述です。
昼光率のイメージは、外の明るさがどのくらい室内に入ってくるのかを割合で示したものです。
不適当な記述です。
輝度は光源から放出された光の面積あたりの明るさ(強さ)のことで、主に面積のある光源の明るさを示します。「点光源の」という部分が誤りで、「広がりのある(面積を持つ)光源からある方向の光の面積あたりの明るさ(強さ)を示す度合い」となります。
光に関しての用語はたくさんありますが、言葉での説明ではわかりにくいものが多いのですが、実際の状態を思い浮かべたり、図を見たりしてイメージを捉えながら学習していきましょう。
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