2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問24 (ユニットD 問7)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問24(ユニットD 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

乾式工法による外壁の張り石工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • だぼの取付け穴は、工場で加工した。
  • 石材の有効厚さは、施工性を考慮して20mmとした。
  • 石材の大きさは、石材1枚の幅及よび高さが1,200mm以下、かつ、面積が0.8m2以下とした。
  • 幅木は、衝撃対策のため、石材と躯体の伱間に裏込めモルタルを充填した。

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この過去問の解説 (2件)

01

乾式工法による外壁の張り石工事に関する問題です。

選択肢1. だぼの取付け穴は、工場で加工した。

正しい記述です。

 

キーワード: 工場加工、だぼ穴

説明: 乾式工法では精度確保と施工性の観点から、だぼの取付け穴はあらかじめ工場で加工します。

選択肢2. 石材の有効厚さは、施工性を考慮して20mmとした。

誤った記述です。

 

キーワード: 石材の有効厚さ、構造安全性

説明: 外壁に使用する石材の有効厚さは、最低でも25mm以上が望ましく、20mmでは強度や安全性の観点から不適切です。

選択肢3. 石材の大きさは、石材1枚の幅及よび高さが1,200mm以下、かつ、面積が0.8m2以下とした。

正しい記述です。

 

キーワード: 石材寸法、施工基準

説明: 石材の1枚あたりの寸法や面積に関しては、施工性・安全性を考慮し、幅および高さ1,200mm以下、面積0.8m²以下とします。

選択肢4. 幅木は、衝撃対策のため、石材と躯体の伱間に裏込めモルタルを充填した。

正しい記述です。

 

キーワード: 幅木、裏込めモルタル、衝撃対策

説明: 幅木部分は、衝撃を受けやすいため、石材と躯体の間に裏込めモルタルを充填します。

まとめ

数値や特徴を覚えましょう!

参考になった数36

02

この問題では、外壁の張り石工事に関する乾式工法の基本的な寸法・加工・施工手順の理解を問われています。

選択肢1. だぼの取付け穴は、工場で加工した。

精度が必要な加工なので、工場で穴あけするのが一般的です。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. 石材の有効厚さは、施工性を考慮して20mmとした。

20mmでは強度や耐久性に不足があり、安全性に問題があるため、

石材の厚さは25mm以上必要です。

 

よって誤った記述となります。

 

選択肢3. 石材の大きさは、石材1枚の幅及よび高さが1,200mm以下、かつ、面積が0.8m2以下とした。

石工事仕様書に基づいた基準で、適正なサイズ設定です。

 

よって正しい記述となります。

選択肢4. 幅木は、衝撃対策のため、石材と躯体の伱間に裏込めモルタルを充填した。

幅木部分は、衝撃による損傷を防ぐ目的で裏込めモルタルで固定・支持するのが一般的です。

 

よって正しい記述となります。

 

まとめ

石材のサイズ、取付け方法は安全性と施工性を両立させる必要があります。

有効厚さが薄すぎると、施工中の破損リスクがあります。

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