2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問34 (ユニットE 問7)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問34(ユニットE 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理のための試験及び検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 鉄筋工事において、ガス圧接部のふくらみの直径の確認は、デジタルノギスを用いて行った。
  • タイル工事において、タイルの浮きの確認は、テストハンマーを用いて行った。
  • 木工事において、造作用木材の含水率の確認は、高周波水分計を用いて行った。
  • 鉄骨工事において、隅肉溶接のサイズの確認は、マイクロメーターを用いて行った。

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この過去問の解説 (3件)

01

品質管理のための試験及び検査に関する問題です!

選択肢1. 鉄筋工事において、ガス圧接部のふくらみの直径の確認は、デジタルノギスを用いて行った。

正しい記述です。

 

キーワード: ガス圧接部、ふくらみ、デジタルノギス

説明: ガス圧接部の品質確認では、ふくらみの直径が仕様を満たしているか確認する必要があります。

デジタルノギスは寸法測定に適しています。

選択肢2. タイル工事において、タイルの浮きの確認は、テストハンマーを用いて行った。

正しい記述です。

 

キーワード: タイル工事、浮き、テストハンマー

説明: タイルの浮き確認には、テストハンマーなどで軽く打診し、音の違いで浮きを判断します。

選択肢3. 木工事において、造作用木材の含水率の確認は、高周波水分計を用いて行った。

正しい記述です。

 

キーワード: 木材、含水率、高周波水分計

説明: 造作用木材は、乾燥状態が品質に影響を与えるため、含水率の測定が重要です。

高周波水分計は非破壊で内部まで測定できます。

選択肢4. 鉄骨工事において、隅肉溶接のサイズの確認は、マイクロメーターを用いて行った。

誤った記述です。

 

キーワード: 隅肉溶接、サイズ確認、マイクロメーター

説明: 隅肉溶接のサイズは、「隅肉ゲージ」や「フィレットゲージ」と呼ばれる専用の測定器具で確認します。

マイクロメーターは精密な寸法測定器ですが、溶接サイズの測定には適していません。

まとめ

各工種における試験・検査方法の基本知識と、使用する測定器具の適切な選定について理解しましょう!

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02

この問題では、検査対象に応じた適切な測定器具を選べるかどうかを問われています。

選択肢1. 鉄筋工事において、ガス圧接部のふくらみの直径の確認は、デジタルノギスを用いて行った。

デジタルノギスは、ふくらみ部分の直径測定に適した精密測定工具です。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. タイル工事において、タイルの浮きの確認は、テストハンマーを用いて行った。

テストハンマーで叩いたときの、音の違いで浮きを確認します。

 

よって正しい記述となります。

 

 

 

選択肢3. 木工事において、造作用木材の含水率の確認は、高周波水分計を用いて行った。

高周波水分計は、木材の内部まで含水率を確認できます。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢4. 鉄骨工事において、隅肉溶接のサイズの確認は、マイクロメーターを用いて行った。

マイクロメーターは精密な寸法測定には優れますが、隅肉溶接サイズの測定には適しません。

正しくは、隅肉溶接ゲージを使用します。

 

よって誤った記述となります。

 

 

まとめ

工種ごとの検査内容と、測定器をセットで覚えましょう。

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03

品質管理ための試験及び検査に関して、計測機器の問題ですね。

いろんな計測機器があります。一つずつ確認していきましょう。

選択肢1. 鉄筋工事において、ガス圧接部のふくらみの直径の確認は、デジタルノギスを用いて行った。

正しい記述です。

ガス圧接部のふくらみの直径の確認は、ノギスで行います。

選択肢2. タイル工事において、タイルの浮きの確認は、テストハンマーを用いて行った。

正しい記述です。

テストハンマーはタイルやモルタルの浮きを叩いた音で判別できます。

選択肢3. 木工事において、造作用木材の含水率の確認は、高周波水分計を用いて行った。

正しい記述です。

木材の含水率を確認する際に用いる水分計は電気式と高周波式があり、どちらでも含水率が測れます。

ただし、電気式は電気を流す針を材料に打ち込む必要がある為、傷をつけられない造作用木材であれば高周波式がより適しています。

選択肢4. 鉄骨工事において、隅肉溶接のサイズの確認は、マイクロメーターを用いて行った。

不適当な記述です。

隅肉溶接のサイズの確認は、溶接ゲージを用いて行います。

マイクロメーターは小さい部品などを挟んで測るのに適しています。

まとめ

各種工程で検査機器を段取りする必要がある場合もあると思います。検査に適した機器を選定できるよう、学習していきましょう。

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