2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問33 (ユニットE 問6)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問33(ユニットE 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理の検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 抜取検査は、ある程度の不良品の混入が許される場合に適用される。
  • 抜取検査は、品物がロットとして検査できない場合に適用される。
  • 全数検査は、不良品を見逃すと後工程に重大な影響を与える場合に適用される。
  • 全数検査は、検査費用に比べて得られる効果が大きい場合に適用される。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

品質管理の検査に関する問題です!

選択肢1. 抜取検査は、ある程度の不良品の混入が許される場合に適用される。

正しい記述です。

 

キーワード: 抜取検査、不良品の許容

説明: 抜取検査は、全数検査が非効率な場合に、不良品の混入がある程度許容される前提で実施される方法です。

選択肢2. 抜取検査は、品物がロットとして検査できない場合に適用される。

誤った記述です。

 

キーワード: 抜取検査、ロット

説明: 抜取検査は、ロットとして検査可能であることが前提です。

ロットとして検査できない品物に抜取検査を適用することはできません。

選択肢3. 全数検査は、不良品を見逃すと後工程に重大な影響を与える場合に適用される。

正しい記述です。

 

キーワード: 全数検査、重大な影響

説明: 全数検査は、不良品が後工程や品質に重大な悪影響を及ぼす場合に適用されるべき検査手法です。

選択肢4. 全数検査は、検査費用に比べて得られる効果が大きい場合に適用される。

正しい記述です。

 

キーワード: 全数検査、費用対効果

説明: 全数検査は、検査コストに対して品質確保やトラブル防止などの効果が高いと判断される場合に実施されます。

まとめ

品質管理における各種検査方法の特徴について理解を深めましょう!

参考になった数48

02

この問題では、全数検査と抜取検査の使い分けの理解を問われています。

選択肢1. 抜取検査は、ある程度の不良品の混入が許される場合に適用される。

抜取検査は、製品の一部を検査してロット全体の品質を推定します。

したがって、ある程度の不良品の混入リスクを許容した方法です。

 

よって正しい記述となります。

 

 

 

選択肢2. 抜取検査は、品物がロットとして検査できない場合に適用される。

抜取検査は、ロット(同じ条件で生産されたまとまり)ごとに行う検査方法です。

ロットとしてまとまっていない製品には、抜取検査は適用できません。

 

よって誤った記述となります。

 

 

 

選択肢3. 全数検査は、不良品を見逃すと後工程に重大な影響を与える場合に適用される。

構造部材や精度が求められる製品など、不良品の混入が致命的なトラブルに直結する場合は、必ず全数検査を行います。

 

よって正しい記述となります。

 

 

 

選択肢4. 全数検査は、検査費用に比べて得られる効果が大きい場合に適用される。

全数検査はコストが高くつくため、得られるメリットが大きいと判断される場合に行うのが一般的です。

 

よって正しい記述となります。

 

 

 

まとめ

抜取検査はロット単位で実施、低コストだが不良品の混入リスクあり、

全数検査は完全チェック、コスト高でも重要部材には必須となります。

 

参考になった数4