2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問36 (ユニットE 問9)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問36(ユニットE 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

工事現場の安全管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 新規入場者教育とは、新しく現場に入場した者に対して、作業所の方針、安全施工サイクルの具体的な内容、作業手順等を教育することである。
  • KY(危険予知)活動とは、作業に伴う危険性又は有害性に対し、作業グループが正しい行動を互いに確認し合う活動である。
  • TBM(ツールボックスミーティング)とは、職長を中心に、作業開始前の短時間で、当日の安全作業について話し合う活動である。
  • OJT(オンザジョブトレーニング)とは、施工の安全を図るため、毎日、毎週、毎月の基本的な実施事項を定型化し、継続的に実施する活動である。

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この過去問の解説 (2件)

01

工事現場の安全管理に関する問題です。

選択肢1. 新規入場者教育とは、新しく現場に入場した者に対して、作業所の方針、安全施工サイクルの具体的な内容、作業手順等を教育することである。

正しい記述です。

 

キーワード: 新規入場者教育、安全施工サイクル

説明: 新規入場者教育は、作業所に新たに入る作業者に対して、その現場特有の安全管理方針やルール、作業手順を教育する重要な取り組みです。

選択肢2. KY(危険予知)活動とは、作業に伴う危険性又は有害性に対し、作業グループが正しい行動を互いに確認し合う活動である。

正しい記述です。

 

キーワード: KY活動、危険予知

説明: KY活動では、作業に先立ちグループ内で潜在的な危険を予測し、事故防止のために注意すべき行動や対策を共有することが目的です。

選択肢3. TBM(ツールボックスミーティング)とは、職長を中心に、作業開始前の短時間で、当日の安全作業について話し合う活動である。

正しい記述です。

 

キーワード: TBM(ツールボックスミーティング)

説明: TBMは作業前に行う短時間の打ち合わせで、その日の作業内容と安全確保について職長を中心に確認する活動です。

選択肢4. OJT(オンザジョブトレーニング)とは、施工の安全を図るため、毎日、毎週、毎月の基本的な実施事項を定型化し、継続的に実施する活動である。

誤った記述です。

 

キーワード: OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)

説明: OJTは現場で実際に作業をしながら行う教育訓練であり、定型的な安全活動のことではありません。

「毎日、毎週、毎月の定型的な活動」といった記述は、パトロールやKY活動に近く、OJTの本来の意味とは異なります。

 

まとめ

安全管理用語の正確な定義と特徴を覚えましょう!

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02

この問題では、安全活動の定義や役割の違いを理解しているか問われています。

選択肢1. 新規入場者教育とは、新しく現場に入場した者に対して、作業所の方針、安全施工サイクルの具体的な内容、作業手順等を教育することである。

新規入場者教育とは、現場のルール、安全衛生の方針や作業手順などを教える安全管理の基本です。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢2. KY(危険予知)活動とは、作業に伴う危険性又は有害性に対し、作業グループが正しい行動を互いに確認し合う活動である。

KY活動とは、作業前にグループで危険を予測し、安全行動を確認する活動です。

 

よって正しい記述となります。

 

 

 

選択肢3. TBM(ツールボックスミーティング)とは、職長を中心に、作業開始前の短時間で、当日の安全作業について話し合う活動である。

TBMは、作業前の短い打合せで、危険や注意点を話し合います。

 

よって正しい記述となります。

 

 

選択肢4. OJT(オンザジョブトレーニング)とは、施工の安全を図るため、毎日、毎週、毎月の基本的な実施事項を定型化し、継続的に実施する活動である。

OJTとは、実際の仕事を通じた教育訓練のことで、定型化された継続的活動とは意味が異なります。

OJTは現場で先輩が後輩に、実作業を通じて仕事を教える形態です。

 

よって誤った記述となります。

 

まとめ

安全管理活動は、「事前教育」「危険の予測」「日常確認」「実務訓練」など、

種類と目的がはっきり分かれていることを意識しましょう。

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