2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)後期
問10 (2 問6)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)後期 問10(2 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の構造設計における荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 風圧力と地震力は、同時に作用しないものとして応力を計算する。
  • 風圧力は、その地方における過去の台風の記録に基づいて定められた風速に風力係数のみを乗じて計算する。
  • 屋根面における積雪量が不均等となるおそれのある場合、その影響を考慮して積雪荷重を計算する。
  • 多雪区域では、積雪荷重を短期荷重だけでなく長期荷重としても考慮して応力を計算する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

建築物の構造設計における荷重及び外力に関する問題です!

選択肢1. 風圧力と地震力は、同時に作用しないものとして応力を計算する。

正しい記述です。

 

キーワード: 荷重組み合わせ, 応力計算

説明: 風圧力と地震力は基本的に同時に作用しないとして計算することが定められており、安全係数の考え方からも両者を同時作用させません。

選択肢2. 風圧力は、その地方における過去の台風の記録に基づいて定められた風速に風力係数のみを乗じて計算する。

誤った記述です。

 

キーワード: 風圧力計算, 動圧, 風速二乗項

説明: 風圧力は空気密度と風速の二乗に比例する動圧に風圧係数を乗じて算出する必要があるため、風速に係数のみを乗じる方法は不適切です。

選択肢3. 屋根面における積雪量が不均等となるおそれのある場合、その影響を考慮して積雪荷重を計算する。

正しい記述です。

 

キーワード: 不均等積雪, 局部荷重

説明: 屋根雪荷重は吹きだまりなどで局所的に不均等となる場合があり、その影響を考慮して荷重を評価することが求められます。

選択肢4. 多雪区域では、積雪荷重を短期荷重だけでなく長期荷重としても考慮して応力を計算する。

正しい記述です。

 

キーワード: 長期荷重, 雪荷重

説明: 多雪区域では雪が長期間堆積することで構造物にクリープ等の長期的変形をもたらすため、短期荷重に加えて長期荷重としても計算します。

まとめ

各荷重の性質(短期/長期、同時作用の可否)と計算式を覚えましょう!

参考になった数5