2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)後期
問15 (ユニットC 問1)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)後期 問15(ユニットC 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

アスファルト舗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 路盤は、舗装路面に作用する荷重を分散させて路床に伝えるものである。
  • 表層は、交通荷重による摩耗とせん断力に抵抗し、平坦で滑りにくく快適な走行性を確保するものである。
  • プライムコートは、路床の仕上がり面を保護し、路床と路盤との接着性を向上させるものである。
  • フィラーは、アスファルトと一体となって骨材の間隙を充填するものである。

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この過去問の解説 (2件)

01

アスファルト舗装工事に関する問題です!

選択肢1. 路盤は、舗装路面に作用する荷重を分散させて路床に伝えるものである。

正しい記述です。


キーワード: 路盤、荷重分散
説明:
路盤は、上部舗装にかかる荷重をいったん受け止め、均等に路床に伝える役割を持つ層です。

選択肢2. 表層は、交通荷重による摩耗とせん断力に抵抗し、平坦で滑りにくく快適な走行性を確保するものである。

正しい記述です。


キーワード: 表層、摩耗抵抗、走行性
説明:
表層は直接車両荷重やタイヤの摩耗・せん断力にさらされるため、耐摩耗性・耐せん断性を持ち、かつ平坦性や摩擦係数を確保して安全・快適な走行性を確保するものです。

選択肢3. プライムコートは、路床の仕上がり面を保護し、路床と路盤との接着性を向上させるものである。

誤った記述です。


キーワード: プライムコート、接着性向上
説明:
プライムコートは、骨材から成る路盤層上に塗布される低粘度のアスファルト液で、路盤層表面を封じ固めるとともに、その上に施工するアスファルト基層との付着性を高めるためのものです。

選択肢4. フィラーは、アスファルトと一体となって骨材の間隙を充填するものである。

正しい記述です。


キーワード: フィラー、間隙充填
説明:
フィラーは、細骨材の隙間を埋め、モルタル状組織を形成する材料であり、舗装の耐久性や剛性を向上させるものです。

まとめ

アスファルト塗装における工法及び特徴を覚えましょう!

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02

この問題ではアスファルト舗装の構造と、各層の役割、施工材料の機能を理解しているか問われています。

選択肢1. 路盤は、舗装路面に作用する荷重を分散させて路床に伝えるものである。

路盤は舗装路面の上からの荷重を広く分散し、下部の路床へ伝達します。

 

よって正しい記述となります。

 

 

選択肢2. 表層は、交通荷重による摩耗とせん断力に抵抗し、平坦で滑りにくく快適な走行性を確保するものである。

表層は舗装の最上層として交通荷重を受ける部分です。

そのため摩耗に強く、滑りにくい安全な走行性を確保することが求められます。

 

よって正しい記述となります。

 

 

 

選択肢3. プライムコートは、路床の仕上がり面を保護し、路床と路盤との接着性を向上させるものである。

プライムコートは路床ではなく、路盤の仕上がり面に施工するものです。

正しくは路盤の仕上がり面を保護し、路盤と基層の接着性を向上させるものです。

 

よって誤った記述となります。

選択肢4. フィラーは、アスファルトと一体となって骨材の間隙を充填するものである。

フィラーは石粉などの微細な材料で、アスファルトとの結合を高め、骨材間の隙間を埋めます。

 

よって正しい記述となります。

 

 

まとめ

アスファルト舗装工事では、各層が異なる役割を果たしています。

プライムコート(接着剤)の施工箇所は、路盤表面と覚えましょう。

 

 

 

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