2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)後期
問31 (ユニットE 問4)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)後期 問31(ユニットE 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

工程計画の検討に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 工区割りを行い、後続作業を並行して始めることにより、工期短縮が可能か検討する。
  • 作業ごとに1日当たりの作業量が、それぞれ均等になるように調整する。
  • 工程計画上のマイルストーン(管理日)は、工程上の重要な区切りを避けて計画する。
  • 工事を行う地域における労務、資材、機材等の調達状況を調査して、手配を計画する。

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この過去問の解説 (2件)

01

工程計画の検討に関する問題です!

選択肢1. 工区割りを行い、後続作業を並行して始めることにより、工期短縮が可能か検討する。

正しい記述です。

 

キーワード: 工区割り、並行施工

説明: 複数の工区で後続作業を同時に進めることで、クリティカルパスを短縮し、工期短縮できるか検討します。

選択肢2. 作業ごとに1日当たりの作業量が、それぞれ均等になるように調整する。

正しい記述です。

 

キーワード: 作業量平準化

説明: 1日あたりの作業量を均等化することで、リソースや人員のばらつきを抑え、計画的に進めやすくなります。

選択肢3. 工程計画上のマイルストーン(管理日)は、工程上の重要な区切りを避けて計画する。

誤った記述です。

 

キーワード: マイルストーン、管理日

説明: マイルストーンは「重要な節目」を明示して進捗を管理するために設定するものです。

選択肢4. 工事を行う地域における労務、資材、機材等の調達状況を調査して、手配を計画する。

正しい記述です。

 

キーワード: 調達計画、地域特性

説明: 地域の労務・資材・機材の調達状況を事前に把握し、手配を計画することは、工程遅延を防ぐうえで必須です。

まとめ

工程計画は工事をする上で大切な項目です!

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02

この問題では、効率的な工程計画の立案方法を問われています。

工期短縮と品質確保を両立する、工程管理の考え方の問題です。

選択肢1. 工区割りを行い、後続作業を並行して始めることにより、工期短縮が可能か検討する。

段階的な並行作業により、全体工期の短縮が可能か検討します。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. 作業ごとに1日当たりの作業量が、それぞれ均等になるように調整する。

作業量のばらつきを抑えることで、人員配置の安定化と生産性の向上を図ることができます。

 

よって正しい記述となります。

選択肢3. 工程計画上のマイルストーン(管理日)は、工程上の重要な区切りを避けて計画する。

マイルストーンは工程上の重要な区切りに設定します。

基礎工事完了、躯体工事完了、外装工事完了など、重要な節目を管理ポイントとして設定し、進捗管理と品質確認を行います。

 

よって誤った記述となります。

選択肢4. 工事を行う地域における労務、資材、機材等の調達状況を調査して、手配を計画する。

地域特性を把握することで、調達困難な資源の早期手配や代替案の検討が可能となり、工程遅延のリスクを軽減できます。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

マイルストーンは工程上の重要な区切りに設定し、進捗状況の把握と必要な調整を行うための基準点として活用します。

 

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