2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)後期
問37 (ユニットE 問10)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)後期 問37(ユニットE 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

足場に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 単管足場の地上第一の布は、高さ2m以下の位置に設けた。
  • 単管足場の隣接する建地の継手部は、同一レベルとなるように配置した。
  • 単管足場の建地の間隔は、けた行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下とした。
  • 移動式足場(ローリングタワー)の脚輪のブレーキは、移動中を除き、常に作動させた。

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この過去問の解説 (2件)

01

足場に関する問題です!

選択肢1. 単管足場の地上第一の布は、高さ2m以下の位置に設けた。

正しい記述です。

 

キーワード: 地上第一の布

説明:

単管足場では、最下段の布は地上から2m以下の位置に設置することが定められています。

選択肢2. 単管足場の隣接する建地の継手部は、同一レベルとなるように配置した。

誤った記述です。

 

キーワード: 建地継手部、継手位置のずらし

説明:

単管足場では、縦材である建地の継手は、隣接する建地と同一レベルに揃えません。

選択肢3. 単管足場の建地の間隔は、けた行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下とした。

正しい記述です。

 

キーワード: 建地間隔、けた行方向1.85m、はり行方向1.5m、

説明:

単管足場の建地同士の間隔は、けた行方向1.85m以下、はり行方向1.5m以下と定められています。

選択肢4. 移動式足場(ローリングタワー)の脚輪のブレーキは、移動中を除き、常に作動させた。

正しい記述です。

 

キーワード: 移動式足場、脚輪ブレーキ、作業中の安全確保

説明:

移動式足場では、作業中は脚輪のブレーキを必ず作動させておきます。

まとめ

足場についての問題は過去問を中心に数値を覚えましょう!

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02

この問題では足場の安全な設置方法と、構造基準を理解しているか問われています。

選択肢1. 単管足場の地上第一の布は、高さ2m以下の位置に設けた。

布とは作業床を支える水平材のことです。

2m以下に設置することで、作業員が安全に昇降できます。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. 単管足場の隣接する建地の継手部は、同一レベルとなるように配置した。

建地(たてじ)とは垂直に立てる支柱のことで、継手部を同一レベルにするとその高さで強度が弱くなります。

そのため継手部は互い違いにします。

 

よって誤った記述となります。

選択肢3. 単管足場の建地の間隔は、けた行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下とした。

けた行方向(足場の長手方向)1.85m以下、はり間方向(足場の短手方向)1.5m以下は適切な間隔です。

 

よって正しい記述となります。

選択肢4. 移動式足場(ローリングタワー)の脚輪のブレーキは、移動中を除き、常に作動させた。

移動式足場は不意に動くと危険なため、移動時以外はブレーキを掛けておく必要があります。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

建地の継手部を同じ高さに揃えると、その部分が弱点となり足場全体の強度が低下します。

継手部を互い違いにするのは、足場の強度確保になります。

 

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