国内旅行業務取扱管理者の過去問
平成29年度(2017年)
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問32
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 平成29年度(2017年) 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
募集型企画旅行契約の部「旅行業者の解除権−旅行開始後の解除」に関する次の記述から、正しいもののみをすべて選んでいるものはどれか。
a 旅行業者が旅行開始後に契約を解除したときは、旅行業者と旅行者との間の契約関係は、将来に向かってのみ消滅し、旅行者が既に提供を受けた旅行サービスに関する旅行業者の債務については、有効な弁済がなされたものとする。
b 旅行者が旅行を安全かつ円滑に実施するための添乗員その他の者による旅行業者の指示への違背、これらの者又は同行する他の旅行者に対する暴行又は脅迫等により団体行動の規律を乱し、当該旅行の安全かつ円滑な実施を妨げるときは、旅行業者は、旅行開始後であっても、旅行者に理由を説明して、契約の一部を解除することがある。
c 旅行業者は、運送・宿泊機関等の旅行サービス提供の中止が生じた場合であって、旅行の継続が不可能となったときは、旅行者の承諾を得なければ、契約の一部を解除することができない。
a 旅行業者が旅行開始後に契約を解除したときは、旅行業者と旅行者との間の契約関係は、将来に向かってのみ消滅し、旅行者が既に提供を受けた旅行サービスに関する旅行業者の債務については、有効な弁済がなされたものとする。
b 旅行者が旅行を安全かつ円滑に実施するための添乗員その他の者による旅行業者の指示への違背、これらの者又は同行する他の旅行者に対する暴行又は脅迫等により団体行動の規律を乱し、当該旅行の安全かつ円滑な実施を妨げるときは、旅行業者は、旅行開始後であっても、旅行者に理由を説明して、契約の一部を解除することがある。
c 旅行業者は、運送・宿泊機関等の旅行サービス提供の中止が生じた場合であって、旅行の継続が不可能となったときは、旅行者の承諾を得なければ、契約の一部を解除することができない。
- a,b
- a,c
- b,c
- a,b,c
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この過去問の解説 (3件)
01
aは正しい内容です。
要するに、既に旅行サービスの提供が済んだ行程部分に関しては旅行代金の払い戻しは行われないということです。
未提供の旅行サービス部分の相当額から取消料など必要な費用を差し引いた金額が払い戻し対象となります。
bも正しい内容です。
団体行動を安全、円滑に実施するためには、この契約解除は止むを得ない判断と言えます。
他には、旅行者に非はなくとも、病気等で旅行の継続に耐えられない場合も同じ措置となることがあります。
一方で、cは誤りの内容です。
この場合、解除に必要なのは旅行者への理由説明であって、承諾を得る必要はありません。
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02
b. 第十八条1の二に記載の通りで、正しいです。
c. 旅行者に承諾を得なくても、旅行者に理由を説明して、募集型企画旅行契約の一部を解除することがあるので、誤りです。
以上より、1が正解(a、b が正しい)です。
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03
bとcは旅行業者の責任ではないので、両方とも解除が可能です。
よって、正解は1です。
いずれも募集の部第18条に定められています。
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