国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和元年度(2019年)
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問46
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和元年度(2019年) 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問46 (訂正依頼・報告はこちら)
一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
- バス会社が収受する運賃及び料金は、乗車時において地方運輸局長に届け出て実施しているものによる。
- バス会社は、契約責任者に対し、運送申込書を提出するときに所定の運賃及び料金の20%以上を、配車の日の前日までに所定の運賃及び料金の残額をそれぞれ支払うよう求める。
- バス会社は、旅行業者が手配旅行の実施のため、当該バス会社に旅客の運送を申し込む場合には、当該旅行業者に手配旅行の実施を依頼した者と運送契約を結ぶ。
- バス会社に旅客の運送を申込む者は、運送申込書とともに、その添附書類として旅客の名簿を提出しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
運送申込書に必要な項目には名簿は必要ありません。
必要項目は下記項目等になります。
・申込者の氏名又は名称及び住所又は連絡先
・契約責任者の氏名又は名称、住所
・利用する団体の名称
・人数
1 設問の通りです。運賃や料金は営業所や事業所に掲示されています。
2 設問の通りです。
但し学校や官公庁が利用する場合には、支払時期について別に定めることがあります。
3 設問の通りです。
企画旅行として運送の申し込みを行う場合には、旅行会社が手配の相手先となります。
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02
運送申込書に添付する書類の例としては、運賃の割引を受ける場合の証明書があります。
構成団体に関する項目としては、団体の名称や人員を運送申込書に記載します。名簿の添付は必要ありません。
1は正しい内容です。
届け出されている運賃、料金はバス会社の営業所、事業所他で閲覧することができます。
2も正しい内容です。
「運賃及び料金の支払時期」の中でこのように定められています。
なお、前者の「20%以上」の支払いに対してバス会社から乗車券が発行され、この交付を受けた時点で運送契約成立となります。
3も正しい内容です。
手配旅行の場合は、旅行業者に手配旅行の実施を依頼した者、すなわち旅行の当事者が運送契約の相手です。
企画旅行であれば、旅行業者が契約責任者です。
このため、バス会社は契約に際して手配旅行、企画旅行のどちらであるかを必ず確認します。
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03
正解(誤っているもの)は4.です。
1.→正しいです。一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款第11条第1項に記載があります。
2.→正しいです。一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款第13条第1項に記載があります。
3.→正しいです。一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款第26条に記載があります。
4.→誤りです。一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款第5条に運送の申込みについて記載しなければいけない事項が定められていますが、旅客の名簿はその中にありません。
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