国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和元年度(2019年)
国内旅行実務 問50

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和元年度(2019年) 国内旅行実務 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

貸切バスによる運送に関して、次の行程で貸切バスを利用するときの運賃について、この行程における時間制運賃を求めるための時間のうち、正しいものはどれか。
(注1)一般貸切旅客自動車運送事業の運賃・料金の変更命令について(平成26年3月26日付 関東運輸局長公示)によるものとする。
(注2)この運行に係る料金は生じないものとする。
(注3)運賃の割引、消費税の計算は行わないものとする。

〈行 程〉(日帰り)
●走行時間の合計は6時間30分
●実車距離の合計は165キロ
 なお、「実車距離」とは、旅客の最初の乗車から最後の降車までの間に走行する距離をいい、回送距離は含まない。
●回送距離の合計は191キロ
  • 6時間分の時間制運賃が必要である。
  • 7時間分の時間制運賃が必要である。
  • 8時間分の時間制運賃が必要である。
  • 9時間分の時間制運賃が必要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4、「9時間」です。

貸切バスの運賃は、キロ制と時間制によって計算されます。
当設問は、時間制運賃を求める問題です。
時間制運賃は、30分未満は切り捨て、30分以上は切り上げをしたうえで計算します。
また、点呼点検時間として、走行時間の前後1時間ずつ、計2時間を加えます。

6時間30分→7時間へ切り上げ
点呼点検時間2時間を加算→9時間  となります。

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02

正解は4です。

貸切バスの時間制運賃の計算では下記のポイントを押さえましょう。

・最低3時間から。それ未満であっても3時間は借りたものとみなす。
・実際の走行時間に加え、前後1時間ずつの安全点検等のための時間を加算。
・30分未満の端数は切り捨て、30分以上は1時間に切り上げ。

設問文で与えられた条件により、

走行時間は6時間30分 → 3時間は超えている。切り上げて7時間。
前後1時間分ずつを加えて、合計で9時間。

よって、時間制運賃は9時間分必要という計算になります。

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03

正解は4.です。

貸切バスの運賃は、時間制運賃とキロ制運賃によって計算されます。
このうち、問題の趣旨として求めるものは「時間制運賃」の部分ですので、この問題では「キロ制運賃」を求める実車距離や回送距離は必要ありません。
計算方法は次のとおりです。
・時間制運賃における走行時間は、30分未満を切り捨て、30分以上を切り上げて計算します。
・点呼・点検時間として、走行時間の前後各1時間、合計2時間を加えます。


設問の場合は、以下の通りです。
1. 走行時間合計6時間30分 → 7時間へ切り上げ
2. 走行時間7時間 + 点呼・点検時間2時間 = 9時間


したがって、9時間分の時間制運賃が必要となります。

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