国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和元年度（2019年）
国内旅行実務 問54
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和元年度（2019年） 国内旅行実務 問54 （訂正依頼・報告はこちら）
フェリーによる運送に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
（注1）「海上運送法第9条第3項の規定に基づく標準運送約款（フェリーを含む一般旅客定期航路事業に関する標準運送約款）」によるものとする。
（注2）年齢は乗船日現在とする。
（注1）「海上運送法第9条第3項の規定に基づく標準運送約款（フェリーを含む一般旅客定期航路事業に関する標準運送約款）」によるものとする。
（注2）年齢は乗船日現在とする。
- 2等船室の大人旅客運賃が500円、1等船室の大人旅客運賃が1,000円、自動車航送運賃が5,000円のフェリーに、自動車1台及び当該自動車の運転者1人が1等船室に乗船する場合、この乗船に係る運賃の合計額は5,500円である。
- 自動二輪車を運送する運賃には、運送申込人を運送する旅客運賃が含まれる。
- 旅客は、約款で別に定めるものを除き、手回り品を2個に限り、船室に持ち込むことができる。ただし、手回り品の大きさ、乗船する船舶の輸送力等を勘案し、フェリー会社が支障がないと認めたときは、2個を超えて持ち込むことができる。
- 大人1人、4歳の小児1人の計2人が、それぞれ1人で指定制の座席を使用して乗船する場合、大人1人分と小児1人分の旅客運賃及び料金が必要である。
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この過去問の解説 （3件）
01
自動二輪車の航送運賃には運転者に相当する者の旅客運賃は含まれていません。
旅客運賃は航送運賃とは別で必要です。
１は正しい内容です。
自動車航送の場合は、航送運賃の中に運転者1名分の2等旅客運賃が含まれます。
このケースでは1等船室に乗船しているので、1等と2等の差額分の500円を支払います。
よって、5,000円＋500円＝合計5,500円となります。
３も正しい内容です。
条文通りです。
４も正しい内容です。
大人1人に同伴されて乗船する小児（1歳以上で小学校に就学していない場合）は1名まで無料ですが、指定制の座席または寝台を小児1人で使用する場合は、小児1名分として計算します。
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02
自動二輪は、特殊手荷物品となります。
１ 自動車航送費用には、大人２等１名分の運賃が含まれます。
5,000（１台+２等運賃）+500（１等との差額）＝5,500
３ 標準運送約款第４条に記載の通りです。
４ 無料になる小児は、１歳未満もしくは大人同伴の１歳以上の未就学児ですが、指定座席を使用する場合は運賃の支払が必要です。
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03
正解（誤っているもの）は2.です。
1.→正しいです。自動車航送については、航送運賃に運転者1名分の2等旅客運賃が含まれます。
設問の場合では、運転者が1等船室に乗船しているため、追加で1等と2等の運賃の差額分500円を払います。
したがって、5,000円 + 500円 = 5,500円 となります。
2.→誤りです。自動二輪車の航送運賃に運転者の旅客運賃は含まれません。旅客運賃が航送運賃と別に必要となります。
3.→正しいです。標準運送約款第4条に記載があります。
4.→正しいです。1歳未満もしくは大人同伴の1歳以上の未就学児については無料ですが、指定座席を小児1人で使用する場合は小児1名分として計算します。
設問の場合、大人1人分と小児1人分の旅客運賃及び料金が必要となります。
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