国内旅行業務取扱管理者の過去問 令和元年度（2019年） 国内旅行実務 問55

正解（誤り）は４です。
宿泊モデル約款の別表第２によると、違約金は基本宿泊料に対する比率で計算することになっています。
よって、基本宿泊料10,000円を基準に計算します。

１　宿泊モデル約款の別表第１より、子供用食事と寝具を使用する場合は、宿泊料の50％を支払うと定められています。
大人に準じた食事の場合は、70％となります。

２　申込金の規定は、基本宿泊料を限度としますが、３泊を超える場合は、３泊分の基本宿泊料が限度となります。（第３条）

３　時間外の使用（アーリーチェックイン、レイトチェックアウト）についての料金は、以下の通り定められています。（第９条）
・超過３時間までは、室料金の３分の１
・超過６時間までは、室料金の２分の１
・超過６時間以上は、室料金の全額
設問の場合、７時間の時間外となりますので、全額（10,000円）が発生します。

正解（誤っているもの）は４です。

サービス料は宿泊客が提供を受ける前においては発生しません。
よって、違約金は基本宿泊料に対してのみ発生します。

１は正しい内容です。
モデル宿泊約款では、小学生以下に適用する子供料金は下記の通りです。
・大人に準じる食事と寝具の場合は70%
・子供用食事と寝具の場合は50%
・寝具のみ提供の場合は30%

２も正しい内容です。
申込金は宿泊日数に応じて基本宿泊料に対して適用しますが、上限は3日分です。
よって２のケースでは、30,000円まで（以内）で設定できます。

３も正しい内容です。
チェックアウトからの時間が7時間となっています。
超過が6時間以上なので、基本宿泊料の全額（100%）を適用できます。

正解（誤っているもの）は4.です。

1.→正しいです。宿泊モデル約款別表第1により、子供用食事と寝具を使用する場合、宿泊料の50％を支払うと定められています。大人に準じた食事の場合は、70％となります。よって記述は正しいです。

2.→正しいです。申込金の規定は、基本宿泊料が限度ですが、3泊を超える場合は、3泊分の基本宿泊料が限度です。よって記述は正しいです。

3.→正しいです。時間外の使用（アーリーチェックイン、レイトチェックアウト）についての料金は次のとおりです。
・超過3時間まで → 室料金の３分の１
・超過6時間まで → 室料金の２分の１
・超過6時間以上 → 室料金の全額

設問の場合は7時間の超過であるため、室料金の全額の 10,000円 となります。よって記述は正しいです。

4.→誤りです。宿泊モデル約款別表第2により、違約金は基本宿泊料に対する率で計算します。したがって基本宿泊料10,000円に対して計算します。