国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和元年度(2019年)
国内旅行実務 問60
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和元年度(2019年) 国内旅行実務 問60 (訂正依頼・報告はこちら)
旅客鉄道会社(JR)に関して、次の経路による行程で乗車する旅客に関する記述について、資料に基づき、誤っているものを選びなさい。
(注1)この行程の乗車に必要な乗車券は、最初の乗車日に、乗車する新幹線の特急券と一括して購入するものとする。
(注2)途中下車はしないものとする。
(注3)選択肢4.の払いもどしは、JRの駅で払いもどしが可能な営業時間内に行うものとする。
(注1)この行程の乗車に必要な乗車券は、最初の乗車日に、乗車する新幹線の特急券と一括して購入するものとする。
(注2)途中下車はしないものとする。
(注3)選択肢4.の払いもどしは、JRの駅で払いもどしが可能な営業時間内に行うものとする。
- 大人1人が、この区間を往路6月1日、復路6月11日として、乗車券を購入する場合、運賃の合計額は19,220円となる。
- JRから指定を受けた大学の学生1人が、この区間を往路6月1日、復路6月5日として、大学が発行する「学校学生生徒旅客運賃割引証」をJR窓口に提示して乗車券を購入する場合、運賃の合計額は13,820円となる。
- 小児1人が、この区間を往路6月1日、復路6月3日として乗車券を購入する場合、運賃の合計額は9,600円となる。
- この区間の往路の片道普通乗車券を所持する旅客が、旅客の都合により当初の予定を変更し、富山駅で旅行を中止した場合、その当日に当該乗車券の未使用区間の運賃について、払いもどしの請求をしても、払いもどしされる額はない。
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この過去問の解説 (3件)
01
選択肢3のケースでは往復割引が適用されるので、
9,610 ÷ 2(端数切捨て)× 0.9 × 2=8,640円 が正しい計算となります。
1は正しい内容です。
こちらは残念ながら往復割引となりません。片道の有効期間が5日間、往復はその倍で10日間までのため、設問の日付設定では往復利用とできないからです。
2も正しい内容です。
往復割引と学生割引は重複適用できます。
9,610 × 0.9(端数切捨て)× 0.8(端数切捨て)× 2=13,820円 となります。
4も正しい内容です。
使用開始後であるので、払いもどし条件は「未使用区間が101キロ以上であること」となります。
選択肢4のケースはこれを満たさないので払いもどし金額はありません。
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02
小児運賃と往復割引は重複が可能です。
小児運賃:9610円 × 0.5=4805円(→4800円)
往復割引:4800円 × 0.9=4320円
往復運賃:4320円 ×2=8640円
1 往復割引(1割引き)の条件は、片道601km以上であることですが、乗車券には有効期間の条件があります。
[該当距離÷200+1]日
設問の場合、距離は満たしていますが、有効期間が8日となるため、誤りです。
2 学割(2割引き)は101㎞以上が条件であり、往復割引との重複も可能です。
学割:9610円 × 0.8=7688円(→7680円)
往復割引:7680円 × 0.9=6912円(→6910円)
往復運賃:6910円 ×2=13820円
4 旅行開始後の払い戻しは、残りの距離が100kmを超えることが条件です。
往復乗車券を購入していた場合は、払戻の対象となります。
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03
1.片道の乗車券の有効期間は、800キロまでが5日間、往復にすると10日間です。
この設問の場合、往路乗車日から復路乗車日までの日数が11日であり、往復乗車券には該当しません。それぞれの片道運賃を合計した金額になるので、正しいです。
2.往復割引は、片道の営業キロが601キロ以上で適用され、片道運賃の1割引となります。
往復の有効期間も15日間であるので、該当しています。
片道 9,610 × 0.9 = 8,649円 →10円未満切り捨てで 8,640円
8,640 × 2 = 17,280円
学生割引運賃は、片道の営業キロが101キロ以上であれば2割引きになります。往復割引運賃も適用になります。
17,820 × 0.8 = 13,824 →10円未満切り捨てで 13,820円
よって、正しいです。
3.小児運賃は、大人運賃の半額で、端数は切り捨てとなります。
片道 9,610 ÷ 2 = 4,805円 →端数切り捨てで、片道 4,800円
往復割引も該当するので
4,800 × 0.9 × 2 = 8,640円
よって、9,600円は誤りです。
4.乗車券は有効期間内で乗らない区間の営業キロが100キロ以上であれば払いもどし可能です。
富山と金沢の間の営業キロは100キロ未満であるので、払いもどしはできません。よって、正しいです。
以上より、3が正解(誤っているもの)です。
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