国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和2年度(2020年)
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問46

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和2年度(2020年) 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
  • バス会社の責に帰すべき事由により、バス会社の自動車の運行を中止したとき、目的地の一部にも到達しなかった場合は、すでに収受した運賃及び料金の全額を払い戻す。
  • バス会社は、バス会社の自動車の運行によって、旅客の生命又は身体を害し、これによって生じた損害を賠償する責に任じる場合は、バス会社の旅客に対する責任は、その損害が車内において、又は旅客の乗降中に生じた場合に限られる。
  • バス会社は、旅行業者が企画旅行の実施のため、バス会社に旅客の運送を申し込む場合には、当該旅行業者を契約責任者として運送契約を締結する。
  • バス会社は、乗車券の券面に記載した配車日時に所定の配車をした場合において、配車時刻から30分を経過しても旅客が乗車について意思表示をしないときには、当該車両について当該運送契約に係る運送の全部が終了したものとみなす。ただし、この規定は、天災その他やむを得ない事由による場合には、適用しない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解(誤っているもの)は4です。

間違っているのは、
「配車時刻から30分を経過しても旅客が乗車について意思表示をしない」の部分で、正しくは「出発時刻から30分を経過」です。

1は正しい内容です。
目的地の一部にも到達しなかった場合は、契約を全く履行できなかったとして全額が払い戻し対象です。
途中までは進んだ場合は、運行を中止した区間に係る運賃及び料金の額が払い戻しされます。

2も正しい内容です。
途中の目的地等において、下車して車外にいる際に生じた損害は賠償の対象にはなりません。

3も正しい内容です。
企画旅行の場合は、旅行業者が契約責任者です。
手配旅行の場合は、旅行当事者自身が契約責任者となります。

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02

正解 4

1.正しいです。

2.正しいです。

3.正しいです。

4.誤りです。バス会社は、乗車券の券面に記載した配車日時に所定の配車をした場合において、天災その他やむを得ない事由による場合を除き、"出発時刻"から30分を経過しても旅客が乗車について意思表示をしないときには、当該車両について当該運送契約に係わる運送の全部が終了したものとみなします。

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03

一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款に関する問題です。

選択肢1. バス会社の責に帰すべき事由により、バス会社の自動車の運行を中止したとき、目的地の一部にも到達しなかった場合は、すでに収受した運賃及び料金の全額を払い戻す。

正しいです。

目的地の一部に到達した場合は、運行を中止した区間に係る運賃・料金を払い戻します。

選択肢2. バス会社は、バス会社の自動車の運行によって、旅客の生命又は身体を害し、これによって生じた損害を賠償する責に任じる場合は、バス会社の旅客に対する責任は、その損害が車内において、又は旅客の乗降中に生じた場合に限られる。

正しいです。

設問のとおりです。

選択肢3. バス会社は、旅行業者が企画旅行の実施のため、バス会社に旅客の運送を申し込む場合には、当該旅行業者を契約責任者として運送契約を締結する。

正しいです。

企画旅行か手配旅行かによって、契約の当事者になる者が異なります。

 企画旅行:旅行業者

 手配旅行:手配旅行の実施を依頼した者(旅行者)

選択肢4. バス会社は、乗車券の券面に記載した配車日時に所定の配車をした場合において、配車時刻から30分を経過しても旅客が乗車について意思表示をしないときには、当該車両について当該運送契約に係る運送の全部が終了したものとみなす。ただし、この規定は、天災その他やむを得ない事由による場合には、適用しない。

誤りです。

配車時刻」からではなく、「出発時刻」から30分経過しても

旅客が乗車について意思表示しない場合に適用されます。

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