国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和2年度(2020年)
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問49

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和2年度(2020年) 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

モデル宿泊約款に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
  • 宿泊客が、宿泊中に宿泊契約締結の際に申し出ていた宿泊日を超えて宿泊の継続を申し入れた場合、ホテル(旅館)は、その申し出がなされた時点で当初の宿泊契約が継続された宿泊日まで延長されたものとして処理する。
  • 宿泊客は、宿泊料金等の支払いを旅行小切手、宿泊券、クレジットカード等通貨に代わり得る方法により行おうとするときは、宿泊日当日、ホテル(旅館)のフロントにおいて、必要な事項を登録する際に、あらかじめそれらを呈示しなければならない。
  • ホテル(旅館)は、宿泊客が連絡をしないで宿泊日当日の所定の時刻、又はあらかじめ明示された到着予定時刻を一定時間経過しても到着しないときは、その宿泊契約は当該宿泊客により解除されたものとみなして処理することがある。
  • ホテル(旅館)の責に帰すべき事由により、宿泊客に契約した客室の提供ができない場合において、同一の条件による他の宿泊施設をあっ旋することができないときは、違約金相当額の補償料を宿泊客に支払い、その補償料は損害賠償額に充当する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解(誤っているもの)は1です。

宿泊契約において、宿泊日数の延長という概念はありません。
元の契約はそのままで、延長日数部分に相当する契約は別個で新たに申し込まれた扱いとなります。

2は正しい内容です。
「宿泊の登録」の項でこのように定められています。

3も正しい内容です。
この場合、宿泊者側の都合で解除したものとみなされ、違約金の支払いが必要となることがあります。

4も正しい内容です。
まずは、できる限り同一の条件による他の宿泊施設をあっ旋することが第一で、それが実施できた場合は補償料の支払いはありません。

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02

正解 1

1.誤りです。当初の宿泊契約が継続されたものとして処理するのは誤りです。延長された宿泊分については、新たな宿泊契約として処理するのが正しいです。

2.正しいです。

3.正しいです。

4.正しいです。

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03

モデル宿泊約款に関する問題です。

選択肢1. 宿泊客が、宿泊中に宿泊契約締結の際に申し出ていた宿泊日を超えて宿泊の継続を申し入れた場合、ホテル(旅館)は、その申し出がなされた時点で当初の宿泊契約が継続された宿泊日まで延長されたものとして処理する。

誤りです。

「延長」ではなく、「新たな宿泊契約」の申込みがあったものとして処理します。

選択肢2. 宿泊客は、宿泊料金等の支払いを旅行小切手、宿泊券、クレジットカード等通貨に代わり得る方法により行おうとするときは、宿泊日当日、ホテル(旅館)のフロントにおいて、必要な事項を登録する際に、あらかじめそれらを呈示しなければならない。

正しいです。

設問のとおりです。

選択肢3. ホテル(旅館)は、宿泊客が連絡をしないで宿泊日当日の所定の時刻、又はあらかじめ明示された到着予定時刻を一定時間経過しても到着しないときは、その宿泊契約は当該宿泊客により解除されたものとみなして処理することがある。

正しいです。

この場合、宿泊客は違約金を支払う必要があることもあります。

選択肢4. ホテル(旅館)の責に帰すべき事由により、宿泊客に契約した客室の提供ができない場合において、同一の条件による他の宿泊施設をあっ旋することができないときは、違約金相当額の補償料を宿泊客に支払い、その補償料は損害賠償額に充当する。

正しいです。

宿泊業者の責めに帰すべき事由がない時は、補償料を支払う必要はありません。

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