国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和3年度(2021年)
旅行業法及びこれに基づく命令 問17

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和3年度(2021年) 旅行業法及びこれに基づく命令 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

旅程管理業務を行う者のうち主任の者に関する次の記述から、正しいもののみをすべて選んでいるものはどれか。

a.旅行業者は、過去に旅行業務に関し不正な行為をした者を、いかなる場合も旅程管理業務を行う主任の者に選任することはできない。
b.旅程管理業務を行う主任の者に必要な実務の経験は、登録研修機関が実施する旅程管理研修の課程を修了した日から1年以内に1回以上の旅程管理業務に従事した経験に限られる。
c.本邦外の企画旅行に関して旅程管理業務を行う主任の者に選任されるために必要な実務の経験には、本邦内の企画旅行に同行して旅程管理業務に従事した経験は含まれない。
d.旅程管理業務を行う主任の者の指導による旅程管理業務に相当する実務の研修を受けた経験は、当該研修を受けた地域を目的地とする旅行に係る旅程管理業務に従事した経験とみなされる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

◆旅程管理主任者になるための条件◆

① 旅行業法第6条の登録拒否事由に当該しないこと

 (例:登録の5年以内に禁錮以上の刑または旅行業法の違反行為をした者

② 観光庁長官の登録研修期間が実施する旅程管理研修を修了すること

③ 実務経験を有すること

実務経験に必要な業務回数として

旅程管理研修の終了前1年以内に1回以上の経験

旅程管理研修の終了後1年以内に1回以上の経験

旅程管理研修の終了後3年以内に2回以上の経験

実務経験についての補足

海外添乗をするための実務経験は、本邦外の経験に限ります。

・国内添乗をするための実務経験は、本邦内・本邦外どちらの経験でも可能です。

よって正しい文章は、cとdです。

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02

正解は2です。

旅程管理業務の「主任」となるには、「旅程管理主任者」の資格を持っていなければなりません。

旅行業法第十二条の十一では「企画旅行に参加する旅行者に同行して、前条の国土交通省令で定める措置を講ずるために必要な業務を行う者として旅行業者によつて選任される者のうち主任の者は、第六条第一項第一号から第六号までのいずれにも該当しない者であつて、次条から第十二条の十四までの規定により観光庁長官の登録を受けた者が実施する旅程管理業務に関する研修の課程を修了し、かつ、旅行の目的地を勘案して国土交通省令で定める旅程管理業務に関する実務の経験を有するものでなければならない」と定められています。

これに照らし合わせると、aは、正しくは「いかなる場合も」ではなく、「申請前五年以内は」なので、誤りです。

また、旅程管理業務主任者に必要な実務経験について、「研修の終了した日の前後1年以内に1回以上、又は研修終了した日から3年以下に2回以上の実務経験を要する」とあり、「1年以内に1回以上の旅程管理業務に従事した経験に限られる」部分が誤りなので、bは誤りです。

cとdは正しいです。

よって、aとbを含まない選択肢2が正解です。

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03

正解は2です。

★旅程管理主任者の資格要件 は、以下のとおりです。

①:欠格事由に該当しないこと。

②:登録研修機関が実施する旅程管理研修の課程を終了していること。

③:以下のいずれかに該当する実務経験を有すること。

  (1) 上記②の研修の課程を終了した日の前後1年以内に

    1回以上の旅程管理業務に従事した経験

  (2) 上記②の研修の課程を終了した日から3年以内に

    2回以上の旅行管理業務に従事した経験

※海外企画旅行…海外における旅程管理業務に従事した経験のみが対象となります。

※国内企画旅行…国内・海外どちらの旅程管理業務に従事した経験でも対象となります。

(a)×

「いかなる場合も」ではなく

「申請前5年以内」に旅行業務に関し不正な行為をした場合に該当します。

(b)×

・研修の課程を終了した日の前後1年以内に

 1回以上の旅程管理業務に従事した経験

・研修の課程を終了した日から3年以内に

 2回以上の旅行管理業務に従事した経験

上記いずれかの実務経験が必要なので、誤りです。

(c)◯

正しいです。

海外における旅程管理業務に従事した経験のみが対象となります。

(d)◯

正しいです。

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