国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和3年度(2021年)
国内旅行実務 問59

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和3年度(2021年) 国内旅行実務 問59 (訂正依頼・報告はこちら)

旅客鉄道会社(JR)に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
(注)名古屋駅から京都駅までの東海道新幹線を経路とする片道の営業キロは147.6キロである。
  • 特急「成田エクスプレス」の指定席特急券を所持する旅客が、旅客の都合により指定の列車に乗り遅れたとき、当該指定された列車の乗車日と同じ日であれば後続の特急「成田エクスプレス」を立席又は普通車の空席がある場合は空席を利用することができる。
  • 金山駅(名古屋市内の駅)を発駅とし、東海道本線、東海道新幹線、山陰本線を乗り継いで花園駅(京都市内の駅)を着駅とするときの運賃は、金山駅から花園駅までの営業キロを用いて計算する。
  • 大人に同伴された5歳の幼児が、快速列車の指定席を1人で利用するとき、小児の運賃のみを収受し、小児の指定席料金は収受しない。
  • 東海道・山陽・九州新幹線の一部の列車について、タテ・ヨコ・高さの合計が160センチメートルを超え250センチメートル以内の物品(一部を除く。)を車内に持ち込む場合、特大荷物スペースとセットで発売する座席の指定券を当該列車に乗車する前に購入したときは、追加の料金は不要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.JRの運送約款には次のような記載があります。

「指定席特急券については、乗り遅れた場合でも指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら普通車自由席に限ってご利用になれます。」

よって正しいです。

2.特定の都区市内駅を発着する場合の特例として「東京、大阪などの特定11都市とその都市内の中心駅から営業キロが201キロメートル以上ある駅との区間の運賃は、その都市内の外を経てから再びその都市内を通過する場合(または都市内を通過し、外を経てから再びその都市内に戻る場合)を除いて、中心駅から(または中心駅まで)の営業キロ、運賃計算キロで計算します。」というものがあります。

この問題では、「名古屋駅から京都駅までの東海道新幹線を経路とする片道の営業キロは147.6キロ」との記載がありますので、金山駅から花園駅までの営業キロを用いて計算します。よって正しいです。

3.幼児・乳児の指定料金は基本的には無料ですが、幼児・乳児が1人で指定席、グリーン席(自由席グリーン車を除く)、寝台等を利用する場合は、小児の運賃・料金が必要です。よって誤りです。

4.JRの運送約款には次のような記載があります。

タテ・ヨコ・高さの合計が160センチ超250センチ以内の荷物(特大荷物)を車内に持ち込む場合は、特大荷物スペースとセットで発売する座席(特大荷物スペースつき座席)のご予約が必要となります。

また、「予約にあたり、追加の料金は不要」という記載もあります。

よって、問題文は正しいです。

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02

正解は3です。

【1】〇

指定席特急券は、指定された列車の乗車日と同日であれば

立席又は普通車の空席がある場合は

空席を利用することができるため、正しいです。

【2】〇

金山駅から花園駅までの営業キロを用いて計算するため、正しいです。

【3】×

幼児・乳児が単独で指定席をとった場合、

小児の運賃・料金が必要なため、誤りです。

【4】〇

問題の文中の荷物を車内に持ち込む場合、

特大荷物スペースとセットで発売する座席の指定券します。

そして乗車する前に購入したときは、追加の料金は不要です。

よって、正しいです。

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03

正解は3です。

1 .正しいです。

  指定された列車の乗車日と同日中に限り、後続の列車の立席又は普通車の空席を利用することができます。

2 .正しいです。 

3 .誤りです。

  乳児・幼児だけで指定席や寝台を利用する場合は、小児の運賃、料金が必要です。

4 .正しいです。

参考になった数6