国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和3年度(2021年)
国内旅行実務 問78
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和3年度(2021年) 国内旅行実務 問78 (訂正依頼・報告はこちら)
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に含まれる構成資産として正しいもののみをすべて選んでいるものは、次のうちどれか。
a.大浦天主堂
b.出島
c.原城跡
d.松浦史料博物館
a.大浦天主堂
b.出島
c.原城跡
d.松浦史料博物館
- a,b
- a,c
- b,c,d
- a,b,c,d
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、日本、とりわけ長崎がキリスト教と出会い、繁栄から禁教を経て復活する歴史に関連する遺産群です。
a.大浦天主堂
ステンドグラス等をふんだんに使ったゴシック様式の造りは、日本での洋風建築輸入の始まりとされ、1933年には国宝に指定されています。献堂直後に浦上の潜伏キリシタンが訪れ自分たちの信仰を告白した「信徒発見」の舞台であり、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つです。
b.出島
1634年江戸幕府の対外政策の一環として長崎に築造された人工島ですが、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」には該当しません。
c.原城跡
長崎県南島原市南有馬町乙にあった日本の城で、約400年前に起こった島原・天草一揆の舞台となった場所です。 ここから日本は海禁体制を確立しました。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つとしても有名です。
d.松浦史料博物館
長崎県平戸市にある、旧平戸藩主松浦家と平戸の歴史に関する史料を収蔵した長崎県の登録博物館です。
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02
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に含まれる構成資産は大浦天主堂と原城跡です。
a.大浦天主堂
「信徒発見」の場所で潜伏キリシタンたちが信仰を告白し、250年のキリシタンたちの潜伏が終わるきっかけとなり、宗教史上でも大変貴重な教会として知られます。
高い尖塔を持ったゴシック様式の教会でステンドグラスの明かりが特徴的な建物です。
b.出島
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産には該当しませんが、国指定史跡です。
鎖国時代に造られた人工島です。
西欧に開かれた唯一の窓口として、大きな役割を果たしてきました。
c.原城跡
有馬貴純によって築かれたといわれる原城は「日暮城」とよばれた美しい城でした。
島原・天草一揆の舞台でもあります。
d.松浦史料博物館
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」には該当しません。
平戸藩主の松浦家に伝わる資料を保存、公開していて、長崎県でも歴史の長い博物館です。
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03
正解は2です。
a.大浦天主堂
→1864年に竣工された、長崎県長崎市にあるカトリック教会堂で、日本で現存するキリスト教建築物では最古のものと言われています。
1953年に国宝に指定されています。
日本二十六人聖人に捧げられた教会堂で、殉教地である長崎市西坂に向けて建てられています。
b.出島
→1634年、江戸幕府の対外政策により築造された日本初の人工島です。
鎖国時代の約200年間で、唯一ヨーロッパに開かれていた貿易の窓口でした。
c.原城跡
→長崎県南島原市にあったお城の跡です。
島原の乱の舞台となった場所で、3万人以上のキリシタンや農民が命を落としました。
別名「日暮城」と言われるほど、夕陽が綺麗なことも有名です。
d.松浦史料博物館
→長崎県平戸市にある旧平戸藩主松浦家と平戸の歴史に関する史料を収蔵した博物館です。
建物は、1893年に松浦氏の邸宅として建てられました。
貿易関係やキリスト教などの貴重な資料があります。
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