国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和4年度(2022年)
国内旅行実務 問11

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和4年度(2022年) 国内旅行実務 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

次のJR券の取り扱いについて、設問に該当する答を選択肢の中から1つ選びなさい。

(注1)このJR券の購入、変更、払いもどしは、JRの駅で指定券を発売している時間内に行うものとする。
(注2)このJR券は現金で購入したものとする。
(注3)このJR券は1回も変更されていないものとする。
(注4)選択肢1は利用列車の変更とし、このJR券と同一区間を乗車し、グリーン車を利用するものとする。
(注5)選択肢2を除き、本設問における変更、払いもどしは使用開始前で有効期間内に行うものとする。
(注6)選択肢2を除き、本設問における変更、払いもどし、指定列車の乗り遅れは旅客の都合によるものとする。

このJR券の取り扱いに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
問題文の画像
  • この列車の小倉駅出発時刻までに、3月19日に出発する「のぞみ号」に変更する場合、「のぞみ号」と「さくら号」の特急料金の差額の支払いが必要である。
  • この列車の小倉駅出発後、JR会社の都合により博多駅到着時刻が3月19日の午前10時10分となった。この場合、特急料金1,760円とグリーン料金1,300円の合計3,060円が返金される。
  • この列車に乗り遅れた場合、特急券及びグリーン券は無効となり払いもどしされない。
  • この列車のグリーン券は2月19日の午前10時から発売する。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で誤っている選択肢は

この列車の小倉駅出発後、JR会社の都合により博多駅到着時刻が3月19日の午前10時10分となった。この場合、特急料金1,760円とグリーン料金1,300円の合計3,060円が返金される」です。

選択肢1. この列車の小倉駅出発時刻までに、3月19日に出発する「のぞみ号」に変更する場合、「のぞみ号」と「さくら号」の特急料金の差額の支払いが必要である。

記述のとおりです。

のぞみ号は速達タイプの列車なのでほかの列車より料金が高いです。

よって、差額を払う必要があります。

選択肢2. この列車の小倉駅出発後、JR会社の都合により博多駅到着時刻が3月19日の午前10時10分となった。この場合、特急料金1,760円とグリーン料金1,300円の合計3,060円が返金される。

記述は誤りです。

 

特急(急行)列車が2時間以上遅れて目的の駅に到着した場合、特急(急行)料金が返金されます。

ただし、運賃やグリーン料金などは返金されないので注意が必要です。

 

運賃は運送についての対価で、グリーン券や寝台料金は設備に対しての対価なので、特急(急行)料金以外の払い戻しはない事をしっかりと理解しましょう。

選択肢3. この列車に乗り遅れた場合、特急券及びグリーン券は無効となり払いもどしされない。

記述のとおりです。

旅行開始後(列車の出発後)の特急券およびグリーン券は無効となり、払い戻しはできません。

選択肢4. この列車のグリーン券は2月19日の午前10時から発売する。

記述のとおりです。

列車が始発駅を出発する日の1ヶ月前の同日10時から発売されます。

なお、同日がない場合、翌月の1日となります。

参考になった数38

02

【この列車の小倉駅出発後、JR会社の都合により博多駅到着時刻が3月19日の午前10時10分となった。この場合、特急料金1,760円とグリーン料金1,300円の合計3,060円が返金される。】が誤った記述となります。

 

選択肢1. この列車の小倉駅出発時刻までに、3月19日に出発する「のぞみ号」に変更する場合、「のぞみ号」と「さくら号」の特急料金の差額の支払いが必要である。

正しい記述です。

 

もしも旅客が出発前に利用列車を変更する場合、元の特急券を払い戻して新たな特急券を購入するのではなく、単純に列車を変更することができます。

しかし、この際に新しく選択した列車(「のぞみ号」)の特急料金が元の列車(「さくら号」)よりも高い場合、その差額を支払う必要があります。

選択肢2. この列車の小倉駅出発後、JR会社の都合により博多駅到着時刻が3月19日の午前10時10分となった。この場合、特急料金1,760円とグリーン料金1,300円の合計3,060円が返金される。

特急料金(1,760円)のみが返金されるため、誤った記述です。

 

返金対象は特急料金のみ:

JRの規定では、特急列車が目的地に2時間以上遅れて到着した場合、特急料金が返金されます。しかし、返金対象となるのは特急料金(または急行料金)のみです。

特急料金は、速達性や快適性に対する追加料金であり、列車の遅延によりその価値が損なわれたと見なされるため、返金されます。

運賃とグリーン料金は返金されない:

運賃(基本料金)は、乗車区間の運送に対する対価であり、遅延の有無に関わらず、乗車した時点で提供されたサービスに対して支払われるものです。従って、運賃は返金されません。

グリーン料金は、グリーン車という特別な設備・サービスの利用に対する対価です。遅延が発生しても、グリーン車の設備やサービスは提供されているため、この料金も返金されません。

選択肢3. この列車に乗り遅れた場合、特急券及びグリーン券は無効となり払いもどしされない。

正しい記述です。

 

旅客の都合で指定された列車に乗り遅れた場合、その特急券やグリーン券は払い戻し対象外となります。つまり、特急券やグリーン券は無効となり、払い戻しもされません。

これは、JRがその席を他の旅客に再販売する機会を失う可能性があるため、旅客自身の責任である乗り遅れについては払い戻しが行われないのです。

選択肢4. この列車のグリーン券は2月19日の午前10時から発売する。

正しい記述です。

 

JRでは、指定席券やグリーン券などの指定券は、通常、乗車日の1か月前の午前10時から発売されます。

乗車日が3月19日であれば、その1か月前の2月19日の午前10時から指定券の発売が開始されます。

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