国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和4年度(2022年)
問72 (国内旅行実務 問22)
問題文
山が多く水に恵まれた我が国には河川が多く、各地に「川下り」「ライン下り」「舟下り」などと呼ばれる河川を利用した観光資源が存在する。
川下りには、急流のスリルを楽しむものや町中の水路から景色を楽しむものなど、さまざまなタイプがあるが、亀岡から(a)嵐山までの保津川を下る「保津川下り」は急流のスリルと渓谷美が人気。
一方、砂鉄川沿いの奇岩で知られる「(b)猊鼻渓舟下り」では船頭が唄う「げいび追分」と共にゆっくりと景色を楽しめるほか、国の名勝・天然記念物に指定された名所であり「岩畳」で知られる荒川上流域の「[ A ]ライン下り(荒川ライン下り)」はコースによって急流も緩やかな流れも楽しめる。
また、北原白秋のふるさと(c)柳川の「川下り」のように市内にめぐらされた堀割を舟で行き来するものや、水郷・(d)潮来の「十二橋めぐり」のように水路から街の景色を楽しむものなどもあり、さまざまな川下りは老若男女を問わず人気が高い。
[ A ]に入る観光地として最も適当なものは、次のうちどれか。
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和4年度(2022年) 問72(国内旅行実務 問22) (訂正依頼・報告はこちら)
山が多く水に恵まれた我が国には河川が多く、各地に「川下り」「ライン下り」「舟下り」などと呼ばれる河川を利用した観光資源が存在する。
川下りには、急流のスリルを楽しむものや町中の水路から景色を楽しむものなど、さまざまなタイプがあるが、亀岡から(a)嵐山までの保津川を下る「保津川下り」は急流のスリルと渓谷美が人気。
一方、砂鉄川沿いの奇岩で知られる「(b)猊鼻渓舟下り」では船頭が唄う「げいび追分」と共にゆっくりと景色を楽しめるほか、国の名勝・天然記念物に指定された名所であり「岩畳」で知られる荒川上流域の「[ A ]ライン下り(荒川ライン下り)」はコースによって急流も緩やかな流れも楽しめる。
また、北原白秋のふるさと(c)柳川の「川下り」のように市内にめぐらされた堀割を舟で行き来するものや、水郷・(d)潮来の「十二橋めぐり」のように水路から街の景色を楽しむものなどもあり、さまざまな川下りは老若男女を問わず人気が高い。
[ A ]に入る観光地として最も適当なものは、次のうちどれか。
- 吾妻峡
- 長瀞
- 寝覚の床
- 龍王峡
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題の正解は「長瀞」です。
この問題は「[ A ]ライン下り(荒川ライン下り)」の前後の部分からポイントとなるキーワードで正解を導き出します。
吾妻峡は、群馬県吾妻郡にある約2.5㎞の渓谷です。
近くに八ッ場ダムがあります。
岩畳や荒川上流のライン下りなどのキーワードで長瀞と答えが出るようにしましょう。
長野県木曽郡にある寝覚の床は中山道の景勝地として知られます。
浦島太郎がこの岩の上で昼寝をして玉手箱の事を思い出して目を覚ましたという伝説が残っています。
栃木県にある龍王峡は、川治温泉と鬼怒川温泉の間に位置している鬼怒川の美しい渓谷です。
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02
この問題の答案は、長瀞です。
荒川上流域のライン下りと言えば、長瀞になります。
群馬県吾妻郡にある吾妻川によって侵食されできた渓谷です。
埼玉県秩父にある長瀞は荒川の侵食により形作られました。
長瀞と一緒に、「ライン下り」や国の特別天然記念物に指定された「岩畳」というキーワードを忘れずに覚えておくといいと思います。
長野県木曾郡上松に位置する日本五大名峡のひとつで、木曽川上流の景勝地です。
「寝覚の床」という名称は、浦島太郎がこの場所で目を覚まして若者からおじいさんになった場所から由来しているとも言われています。
栃木県日光市に位置し、川治温泉と鬼怒川温泉の中間にあります。
火山岩が鬼怒川の流れによってできたと言われる「龍王峡」という名称は、龍がのたうち回っているように見えることが由来と言われています。
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03
この問題の解答は「長瀞」です。選択肢はいずれも北関東周辺の渓谷です。
群馬県にある渓谷で「あがつまきょう」と読みます。
関東の耶馬渓とも評され、その耶馬渓は大分県にあります。
正解です。埼玉県にあります。
問題文の通り岩畳が有名です。
長野県にあり、木曽川が花崗岩を侵食してできた地形です。
伝説によれば、かの浦島太郎は竜宮城からこの地に帰されたそうです。
栃木県にあり、鬼怒川上流にあります。
龍のような大きな生き物が暴れまわったように険しい岩が多いため、この名が付きました。
問題文の「荒川」が東京都内を流れて東京湾まで続く川だと気づけば、そこから東京都に近い場所と推理することもできます。
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