国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和5年度(2023年)
国内旅行実務 問10

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和5年度(2023年) 国内旅行実務 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

旅客鉄道会社(JR)に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
  • 自転車は、手回り品に関する要件を満たしたうえで、解体し専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車においては折りたたんで専用の袋に収納したものは無料で車内に持ち込むことができる。
  • 普通乗車券を所持する旅客が、当該普通乗車券を紛失した場合、その旨を申告し、再度同じ普通乗車券を購入し、再購入した券面に「紛失再」の表示を受けた上で、旅行終了駅にて「再収受証明」を受ける。その翌日、紛失券を発見し同日中に紛失券と「再収受証明」のある普通乗車券の両方をつけて請求したときは、発見した普通乗車券について、手数料220円を支払うことで、「再収受証明」のある普通乗車券の運賃の払いもどしを受けることができる。
  • 特急「あずさ」の指定席特急券を所持する旅客が、旅客の都合により指定の列車に乗り遅れたとき、当該指定された列車の乗車日と同じ日であれば後続の特急列車の立席又は普通車の空席がある場合は空席を利用することができる。
  • 特急券と寝台券を1枚で発行した指定券を当該列車出発前日に払い戻す場合の払いもどし手数料は、特急券の払いもどし手数料と寝台券の払いもどし手数料の合計額である。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題の正解は「特急券と寝台券を1枚で発行した指定券を当該列車出発前日に払い戻す場合の払いもどし手数料は、特急券の払いもどし手数料と寝台券の払いもどし手数料の合計額である。」です。

選択肢1. 自転車は、手回り品に関する要件を満たしたうえで、解体し専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車においては折りたたんで専用の袋に収納したものは無料で車内に持ち込むことができる。

このとおりです。折りたたみ自転車は専用の袋に収納したものは無料で持ち込むことが出来ます。

 

選択肢2. 普通乗車券を所持する旅客が、当該普通乗車券を紛失した場合、その旨を申告し、再度同じ普通乗車券を購入し、再購入した券面に「紛失再」の表示を受けた上で、旅行終了駅にて「再収受証明」を受ける。その翌日、紛失券を発見し同日中に紛失券と「再収受証明」のある普通乗車券の両方をつけて請求したときは、発見した普通乗車券について、手数料220円を支払うことで、「再収受証明」のある普通乗車券の運賃の払いもどしを受けることができる。

このとおりです。1年以内に紛失した券が出てきて払い戻しをする際には上記の「紛失再」「再収受証明」をつけて申請すると手数料220円(指定券は340円)を引いて払い戻しができます。

選択肢3. 特急「あずさ」の指定席特急券を所持する旅客が、旅客の都合により指定の列車に乗り遅れたとき、当該指定された列車の乗車日と同じ日であれば後続の特急列車の立席又は普通車の空席がある場合は空席を利用することができる。

このとおりです。指定された列車の乗車日と同じ日であれば後続の自由席に乗車できます。在来線で全席指定席券の場合は後続の特急列車の立席又は普通車の空席がある場合は空席を利用することができます。

選択肢4. 特急券と寝台券を1枚で発行した指定券を当該列車出発前日に払い戻す場合の払いもどし手数料は、特急券の払いもどし手数料と寝台券の払いもどし手数料の合計額である。

間違いです。2つの種類の料金を払っている人に対しては、払戻し手数料は1つの料金かかります。特急寝台券の場合、指定席部分である寝台券に対して払戻し手数料がかかります。

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02

特急券と寝台券を1枚で発行した指定券を当該列車出発前日に払い戻す場合の払いもどし手数料は、特急券の払いもどし手数料と寝台券の払いもどし手数料の合計額である。】が誤りです。

 

選択肢1. 自転車は、手回り品に関する要件を満たしたうえで、解体し専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車においては折りたたんで専用の袋に収納したものは無料で車内に持ち込むことができる。

正しい記述です。

 

JRの規定により、

折りたたみ自転車や、解体して専用の袋(輪行袋)に収納した自転車は「手回り品」として扱われ、追加料金なしで車内に持ち込むことができます。

 

※自転車をそのまま持ち込むことはできません

選択肢2. 普通乗車券を所持する旅客が、当該普通乗車券を紛失した場合、その旨を申告し、再度同じ普通乗車券を購入し、再購入した券面に「紛失再」の表示を受けた上で、旅行終了駅にて「再収受証明」を受ける。その翌日、紛失券を発見し同日中に紛失券と「再収受証明」のある普通乗車券の両方をつけて請求したときは、発見した普通乗車券について、手数料220円を支払うことで、「再収受証明」のある普通乗車券の運賃の払いもどしを受けることができる。

正しい記述です。

 

1年以内に紛失した乗車券が見つかった場合、以下の手順で払い戻しを受けることができます。

 

紛失した乗車券の再購入:紛失した場合、同じ内容の乗車券を新たに購入します。

「紛失再収受証明」の取得:再購入時に「紛失再」と記載された証明を受けます。これにより、再収受証明が発行されます。

紛失券の発見後の払い戻し申請:紛失した乗車券を発見した際に、紛失再発行を受けられた日の翌日から起算して1年以内に「紛失再収受証明」と紛失していた乗車券の両方を持参し、払い戻し手続きを行います。

手数料の支払い:払い戻しには手数料が発生し、普通乗車券の場合は220円、指定席券の場合は340円の手数料がかかります。

払い戻し:手数料を差し引いた残りの運賃・料金が返金されます。

選択肢3. 特急「あずさ」の指定席特急券を所持する旅客が、旅客の都合により指定の列車に乗り遅れたとき、当該指定された列車の乗車日と同じ日であれば後続の特急列車の立席又は普通車の空席がある場合は空席を利用することができる。

正しい記述です。

 

自己都合で指定の列車に乗り遅れた場合、

乗車日当日に限り、後続の特急列車の立席(自由席ではなく、座席が空いている場合に座れる形)または普通車の空席があれば、それを利用することができます。

 

選択肢4. 特急券と寝台券を1枚で発行した指定券を当該列車出発前日に払い戻す場合の払いもどし手数料は、特急券の払いもどし手数料と寝台券の払いもどし手数料の合計額である。

誤った記述です。

 

特急券と寝台券が1枚で発行された場合、払い戻しの際に個別に手数料がかかるのではなく、1枚に対しての手数料が一括して適用されます。つまり、特急券と寝台券の合計ではなく、寝台券(指定席部分)に対しての手数料が1回のみ適用されます。

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03

誤っているものは、「特急券と寝台券を1枚で発行した指定券を当該列車出発前日に払い戻す場合の払いもどし手数料は、特急券の払いもどし手数料と寝台券の払いもどし手数料の合計額である。」です。

 

 

この設問のポイントは次の通りです。

 

*旅客は、自転車を①または②のようにして、無料で車内に持ち込めます。

 

自転車の場合:解体して専用の袋に収納したものです。

折りたたみ式自転車の場合:折りたたんで 専用の袋に収納したものです。

 

 

普通乗車券を所持する旅客が、当該普通乗車券を紛失した場合の手順

 

普通乗車券を紛失した旨を申告します。

再度同じ普通乗車券を購入します。

・再購入した券面に紛失再」の表示を受けます。

旅行終了駅にて再収受証明を受けます。

 

 

紛失した乗車券類を発見した場合の手順

 

発見した乗車券類と再収受証明書とをもより駅に差し出します。

・発見した乗車券類1枚につき手数料220円(指定券にあつては、340円)を支払います。

再収受証明書に記入された旅客運賃・料金について払いもどしの請求をします。

 

注意)普通旅客運賃・料金及び増運賃・増料金を支払つた日の翌日から起算して1箇年を経過したときは、払い戻し請求はできません。

 

 

全車指定席〔北斗〕〔すずらん〕〔おおぞら〕〔とかち〕〔踊り子〕〔湘南〕〔あずさ〕〔かいじ〕〔富士回遊〕〔はちおうじ〕〔おうめ〕〔あかぎ〕〔ひたち〕〔ときわ〕〔成田エクスプレス〕〔しおさい〕〔わかしお〕〔さざなみ〕の指定席特急券については、指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら後続の特急列車の立席または空席がある場合は空席を利用できます。

 

 

*特急券とグリーン券、特急券と寝台券、急行券と指定席券などを1枚で発行した指定券の払いもどし手数料は、グリーン券、寝台券、指定席券の分のみ支払います。

選択肢1. 自転車は、手回り品に関する要件を満たしたうえで、解体し専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車においては折りたたんで専用の袋に収納したものは無料で車内に持ち込むことができる。

正しい記述です。

 

*旅客は、自転車を①または②のようにして、無料で車内に持ち込めます。

 

自転車の場合:解体して専用の袋に収納したものです。

折りたたみ式自転車の場合:折りたたんで 専用の袋に収納したものです。

選択肢2. 普通乗車券を所持する旅客が、当該普通乗車券を紛失した場合、その旨を申告し、再度同じ普通乗車券を購入し、再購入した券面に「紛失再」の表示を受けた上で、旅行終了駅にて「再収受証明」を受ける。その翌日、紛失券を発見し同日中に紛失券と「再収受証明」のある普通乗車券の両方をつけて請求したときは、発見した普通乗車券について、手数料220円を支払うことで、「再収受証明」のある普通乗車券の運賃の払いもどしを受けることができる。

正しい記述です。

 

 

普通乗車券を所持する旅客が、当該普通乗車券を紛失した場合の手順

 

普通乗車券を紛失した旨を申告します。

再度同じ普通乗車券を購入します。

・再購入した券面に紛失再」の表示を受けます。

旅行終了駅にて再収受証明を受けます。

 

 

紛失した乗車券類を発見した場合の手順

 

発見した乗車券類と再収受証明書とをもより駅に差し出します。

・発見した乗車券類1枚につき手数料220円(指定券にあつては、340円)を支払います。

再収受証明書に記入された旅客運賃・料金について払いもどしの請求をします。

 

注意)普通旅客運賃・料金及び増運賃・増料金を支払つた日の翌日から起算して1箇年を経過したときは、払い戻し請求はできません。

選択肢3. 特急「あずさ」の指定席特急券を所持する旅客が、旅客の都合により指定の列車に乗り遅れたとき、当該指定された列車の乗車日と同じ日であれば後続の特急列車の立席又は普通車の空席がある場合は空席を利用することができる。

正しい記述です。

 

全車指定席あずさ〕の指定席特急券については、指定された列車の乗車日と同じ日のうちなら後続の特急列車の立席または空席がある場合は空席を利用できます。

選択肢4. 特急券と寝台券を1枚で発行した指定券を当該列車出発前日に払い戻す場合の払いもどし手数料は、特急券の払いもどし手数料と寝台券の払いもどし手数料の合計額である。

誤りです。

 

特急券とグリーン券、特急券と寝台券、急行券と指定席券などを1枚で発行した指定券の払いもどし手数料は、グリーン券、寝台券、指定席券分のみ支払います。

まとめ

手回り品・乗車券の紛失・指定列車への乗り遅れ・特急券と寝台券を1枚で発行した指定券の払い戻しについて把握しておきましょう。

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