国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和5年度(2023年)
国内旅行実務 問25

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和5年度(2023年) 国内旅行実務 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、以下の設問について該当する答を、選択肢の中から1つ選びなさい。

 「城」は、天守など外観の美しさや、それぞれの城で趣向を凝らした塀や堀の造り、また、城にまつわる歴史などさまざまな魅力があり、多くの観光客を集めている。
 ねぷたまつりの開催される地域にあり桜の名所として春には多くの観光客が訪れる公園のなかにある( A )や、月明かりに浮かび上がるその姿が琵琶湖八景の1つに数えられる(a)彦根城、北アルプスの山々を借景として堀に天守を映す(b)松本城は、歴史と自然が調和した地域を代表する観光資源として人気が高い。
 他にも、1993年世界文化遺産に登録された(c)姫路城や、最上階の望楼から宍道湖が一望できる(d)松江城、内堀から天守にかけて積み重ねられた石垣が「扇の勾配」と呼ばれる特長的で見事な曲線を描く(e)丸亀城など、その景観とともに城の歴史や技術の高さなども人気の一因となっている。

下線(e)と同じ都道府県にある景勝地は、次のうちどれか。
  • 大歩危・小歩危
  • 寒霞渓
  • 面河渓
  • 帝釈峡

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題の正解は、「寒霞渓」です。

丸亀城がある場所は香川県です。寒霞渓も香川県の小豆島にあります。

選択肢1. 大歩危・小歩危

大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)は徳島県にあります。2億年と言われる長い年月をかけて吉野川の激流によって造られた渓谷です。ラフティングの名所でもあります。

選択肢2. 寒霞渓

寒霞渓は香川県小豆島にあり。日本三大渓谷美のひとつです。寒霞渓にかかるロープウェイからは渓谷・海・空を一度に眺望することができ人気高い観光地です。

選択肢3. 面河渓

面河渓(おもごけい)は、愛媛県にあり石鎚山のふもとにある四国最大の渓谷です。仁淀ブルーで知られる仁淀川の上流に位置し、川底までくっきり見えるほど青く透き通る水が観光客を魅了しています。

選択肢4. 帝釈峡

帝釈峡は、広島県を代表する景勝地です。隆起や渓水の浸食によってできた巨大な自然の橋「雄橋」や鍾乳洞が見どころです。

参考になった数32

02

寒霞渓】が正解です。

 

丸亀城は香川県にあります。丸亀城と同じ香川県にある景勝地は「寒霞渓」です。

選択肢1. 大歩危・小歩危

大歩危・小歩危】

徳島県西部に位置する険しい峡谷で、四国の代表的な景勝地の一つです。

足元が険しく歩くのが難しいことを意味し、「大きく歩んで危ない」「小さく歩んで危ない」という言葉に由来します。

急流によって形成されたV字谷が見事で、特に春や秋の自然の美しさが際立ちます。

選択肢2. 寒霞渓

寒霞渓】

香川県小豆島にある日本有数の渓谷で、四季折々の絶景を楽しめる人気の観光スポットです。

地殻変動や浸食によって形成された独特の地形が特徴で、切り立った崖や奇妙な形をした岩が連なっています。「日本三大渓谷美」の一つです。

選択肢3. 面河渓

【面河渓】

愛媛県に位置する美しい渓谷で、石鎚山(いしづちさん)の南東部に広がっています。

特に有名なのが「五色河原」というエリアです。川底の岩石が白や青、黄色、緑、赤とさまざまな色を見せることから、この名が付けられました。水の色と岩の色が織りなす景観は幻想的です。

選択肢4. 帝釈峡

帝釈峡】

広島県と岡山県の県境付近に位置する美しい渓谷で、広島県側の庄原市に広がっています。

「日本百景」の一つとされ、石灰岩の大地が長い年月をかけて侵食されてできた独特の地形や、豊かな自然が魅力の観光スポットです。

参考になった数4

03

正解は、「寒霞渓」で、「丸亀城」も「寒霞渓」も香川県にあります。

 

(e)丸亀城:(まるがめじょう)は、香川県丸亀市にある城で、亀山城(かめやまじょう)ともいいます。内堀から天守閣にかけて積み重ねられた石垣は、土台から、頂は垂直になるよう独特の反りを持たせており「扇の勾配」と呼ばれています。

 

①   大歩危・小歩危:(おおぼけ・こぼけ)吉野川の激流によってつくられた美しい景観の徳島県にある渓谷です。「ほけ」とは断崖を意味しています。美しい岩石やV字谷から日本列島の成り立ちがわかる場所として天然記念物と国指定名勝に指定されています。

 

②  寒霞渓:(かんかけい)は、香川県の小豆島にある渓谷で、国の名勝になっています。1,300年前の火山活動と地殻変動や風雨による長年の浸食で、断崖や奇岩群を形成しており、明治の儒学者、藤沢南岳によって命名されました。

 

③   面河渓:(おもごけい)は、愛媛県久万高原町の高地にあり、国の名勝となっているV字谷渓谷です。昔の火山活動により、広く安山岩が分布しています。

 

④   帝釈峡:(たいしゃくきょう)は、広島県北東部にある美しい峡谷で、吉備(きび)高原の石灰岩を台地を帝釈川が浸食してできました。奇岩や断崖絶壁などがあり、国の名勝に指定されています。日本百景の一つです。

選択肢1. 大歩危・小歩危

誤りです。

 

「おおぼけ・こぼけ」は、吉野川の激流によってつくられた約8kmの徳島県にある渓谷です。日本列島の成り立ちがわかる場所として天然記念物と国指定名勝に指定されています。

選択肢2. 寒霞渓

正解の選択肢です。

 

「かんかけい」は、香川県の小豆島にある渓谷で、火山活動と長年の地殻変動や浸食で、断崖や奇岩群を形成しています。

 

 

選択肢3. 面河渓

誤りです。

 

「おもごけい」は、愛媛県久万高原町の高地にあり、国の名勝となっているV字谷渓谷です。

選択肢4. 帝釈峡

誤りです。

 

「たいしゃくきょう」は、広島県北東部にある峡谷で、奇岩や断崖絶壁などがあり、国の名勝・日本百景の一つになっています。

 

 

まとめ

景勝地の名称、読み方、概要を把握しておきましょう。

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