国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問18 (旅行業法及びこれに基づく命令 問18)
問題文
旅程管理業務を行う者に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問18(旅行業法及びこれに基づく命令 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
旅程管理業務を行う者に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 旅行業者は、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わった日から5年を経過していない者を旅程管理業務を行う主任の者として選任することはできない。
- 企画旅行に参加する旅行者に同行して、旅程管理業務を行う者として旅行業者によって選任される者が複数の場合は、当該同行する者のすべてが旅程管理業務を行う主任の者の資格要件を満たす者でなければならない。
- 国土交通省令で定める旅程管理業務に関する実務の経験とは、登録研修機関が実施する旅程管理研修の課程を修了した日の前後3年以内に2回以上の旅程管理業務に従事した経験をいう。
- 本邦外の企画旅行に参加する旅行者に同行して旅程管理業務を行う主任の者に選任されるために必要な実務の経験には、本邦内の企画旅行に同行して旅程管理業務に従事した経験も含まれる。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題でのポイントは
旅程管理業務を行う者(添乗員)の条件
(実務経験や登録拒否事項に該当していないかなど)
を理解し、設問を正しく解読することです。
こちらは正しいです。
法第十一条の二第五号に、
「旅行業務取扱管理者は、第六条第一項第一号から第五号までの
いずれにも該当しないもので・・・」とあり、
第六条の一第(登録の拒否)に
禁固以上の刑に処せられ・・・その執行を終わり、又は執行を受ける
ことがなくなった日から五年を経過していない者」とあります。
こちらは誤りです。
旅程管理者(添乗員)が複数人の場合、その添乗員たちの
統括をする者が「主任」となるわけで、
企画旅行の添乗員すべてが主任である必要はありません。
こちらは誤りです。
法第十二条の十一(旅程管理業務を行う者)の記載があります。
また、施行規則第三十三条(旅程管理業務に関する実務の経験)に、
「・・・規定する研修の過程を終了した日の前後一年以内に一回以上
又は当該研修の過程を終了した日から三年以内に二回以降の
旅程管理業務に・・・」とあります。
こちらは誤りです。
施行規則第三十三条(旅程管理業務に関する実務の経験)に、
「・・・(本邦外の企画旅行に参加する旅行者に同行する者にあっては、
本邦外の旅行に関する旅程管理に限る。)・・・」とあり、
本邦外の添乗員は本邦内の企画旅行のみでは経験にはなりません。
旅行業等を営む者、旅行業務取扱管理者、旅程管理業務主任、
いずれも、いずれも第六条第一項から第五号までのいずれかに
該当する場合は登録・選任はできません。
また実務経験の条件に関しても、研修の条件(回数・期間や
業務範囲に関わる実務等)を正しく覚えましょう。
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02
◎旅程管理業務?
企画旅行に参加する旅行者に同行し、安全かつ円滑な旅行を実現するために、添乗員が様々なサポートを担う業務のことを指します。
○
信頼性が重要な役割のため、法令順守の観点より、一定の犯罪歴(禁固以上)を持つ者は、主任者に選任することができません。
×
企画旅行に複数の旅程管理業務を行うものが同行する場合、主任者の要件を満たすものが少なくとも1名いる必要があります。
そのため、すべての同行者が主任者の資格を持つ必要はありません。
×
実務の経験は、旅程管理研修を起算日として、その前後1年以内に1回もしくは修了後3年以内に2回行うことが必要です。
×
本邦内(国内)と本邦外(海外)では、必要な経験が別扱いになります。
そのため、本邦外の主任者に必要な実務経験には、本邦外での添乗実績が必要となります。
★キーワード★
旅行者の旅の安全を確保し、満足度を高めるうえで非常に重要な存在です。
主任者になるためには、実務経験を研修を起算日として、前後1年以内に1回もしくは修了後3年以内に2回行い、本邦外の主任者になるには、本邦外の添乗実績必要となります。
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