国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問21 (旅行業法及びこれに基づく命令 問21)
問題文
旅行業者代理業者に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問21(旅行業法及びこれに基づく命令 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
旅行業者代理業者に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 旅行業者代理業を営もうとする者は、100万円以上の財産的基礎を有していなければ、新規登録を拒否される。
- 旅行業者代理業者は、受託旅行業者代理業者として委託旅行業者を代理して企画旅行契約(参加する旅行者の募集をすることにより実施するものに限る。)を締結する場合を除き、所属旅行業者以外の旅行業者のために旅行業務を取り扱ってはならない。
- 旅行業者代理業者は、旅行業務に関し取引をしようとするときは、所属旅行業者の氏名又は名称を明示すれば、旅行業者代理業者である旨を取引の相手方に明示することを要しない。
- 旅行業者代理業者は、所属旅行業者の承諾がある場合に限り、その行う営業が旅行業であるとの広告をすることができる。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、旅行業者代理業者の
登録に関する条件や業務内容(業務範囲)を
正しく理解する必要があります。
こちらは誤りです。
旅行業者代理業の財産的基礎は「なし」です。
100万円以上の財産的基礎を保有しなければならないのは
地域限定旅行業者です。
こちらは正しいです。
旅行業者代理業者は、所属している旅行業者から委託されている業務しか行えません。
こちらは誤りです。
旅行業者代理業者は代理として契約をする場合、
代理であることと代理人の氏名(名称)・住所・登録番号の
明示が必要です。
こちらは誤りです。
旅行業者代理業者が委託された募集型企画旅行の広告を出す際、
企画した旅行業者の氏名や名称よりも大きく記載して
あたかも旅行業であるかのような誤解を生む表現は認められません。
旅行業者代理業者は
委託契約を結んでいる旅行業者の業務しか行えません。
また「代理」である旨も明確にする必要があります。
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02
◎旅行業者代理業者?
特定の旅行業者(所属旅行業者)のために、契約締結などを代理で行う事業者のことです。
×
財産的基礎の要件は、旅行業者(第1種・2種・3種・地域限定)に該当するものであり、旅行業者代理業の登録に、一定の財産的基礎は求められません。
○
旅行業者代理業者は、原則として所属する旅行業者のためにのみ業務を行うことができます。
×
取引の相手方が誰と取引しているのかを明確にするために、自身が「旅行業者代理業者」である旨を示さなければなりません。
×
旅行業者代理業者は「旅行業」そのものではなく、あくまでも旅行業者の代理業です。
そのため、広告をする場合は「〇〇(所属旅行業者名)の旅行業者代理業者」と代理業者であることを明確にすることが必要です。
★キーワード★
旅行業者代理業者は“旅行会社の手足”のような存在です。
その分、自身の裁量で動くことはできず、制限などが設けられます。
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