国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問22 (旅行業法及びこれに基づく命令 問22)

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問22(旅行業法及びこれに基づく命令 問22) (訂正依頼・報告はこちら)

旅行業法及びこれに基づく命令に関する以下の設問について、該当する答を選択肢の中から選びなさい。

法第18条の3「業務改善命令」に関する次の記述のうち、正しいものをすべて選びなさい。
  • 登録行政庁は、旅行業者に対し、旅行業約款を変更することを命ずることができる。
  • 登録行政庁は、旅行業者に対し、旅行者に生じた損害を賠償するために必要な金額を担保することができる保険契約を締結することを命ずることができる。
  • 登録行政庁は、旅行業者に対し、旅行業務取扱管理者を解任することを命ずることができる。
  • 登録行政庁は、旅行業者に対し、国土交通省令で定める旅程管理のための措置を確実に実施することを命ずることができる。

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この過去問の解説 (2件)

01

◎「業務改善命令」とは?

旅行業者が法律や約款などに違反した際、登録行政庁(国や都道府県)が改善を命じることができる制度です。

選択肢1. 登録行政庁は、旅行業者に対し、旅行業約款を変更することを命ずることができる。

旅行業約款に不備や不適正な内容があると判断された場合、変更を命じることができます。

選択肢2. 登録行政庁は、旅行業者に対し、旅行者に生じた損害を賠償するために必要な金額を担保することができる保険契約を締結することを命ずることができる。

旅行者が万が一被害を受けた場合のために、命じることができます。

選択肢3. 登録行政庁は、旅行業者に対し、旅行業務取扱管理者を解任することを命ずることができる。

選任されている旅行業務取扱管理者が法令に違反した場合など、その職務を適正に遂行できないと認められるときは、解任を命じることができます、

選択肢4. 登録行政庁は、旅行業者に対し、国土交通省令で定める旅程管理のための措置を確実に実施することを命ずることができる。

旅行者の安全のため、定められている旅程管理のための措置を確実に実施することを命じることができます。

まとめ

★キーワード★

目的は「旅行者の保護」「業務の適正化」であり、

しっかりと旅行業を営んでいく上での、最終通告のようなものです。

参考になった数4

02

この問題は、法第十八の三の第一号~第六号まで、

観光庁長官が、旅行業者に対して業務の改善を

命令できる内容となります。

選択肢1. 登録行政庁は、旅行業者に対し、旅行業約款を変更することを命ずることができる。

こちらは正しいです。

 

第十八条の三(業務改善命令)
「観光庁長官は、当該旅行業者に対し

第三号旅行業約款を変更すること
を命ずることができます。

選択肢2. 登録行政庁は、旅行業者に対し、旅行者に生じた損害を賠償するために必要な金額を担保することができる保険契約を締結することを命ずることができる。

こちらは正しいです。

 

第十八条の三(業務改善命令)
「観光庁長官は、当該旅行業者に対し

第五号旅行者に生じた損害を賠償するために必要な金額を担保
することができる保険契約を締結すること
を命ずることができます。

選択肢3. 登録行政庁は、旅行業者に対し、旅行業務取扱管理者を解任することを命ずることができる。

こちらは正しいです。

 

第十八条の三(業務改善命令)
「観光庁長官は、当該旅行業者に対し

第一号旅行業務取扱管理者を解任すること
を命ずることができます。

選択肢4. 登録行政庁は、旅行業者に対し、国土交通省令で定める旅程管理のための措置を確実に実施することを命ずることができる。

こちらは正しいです。

 

第十八条の三(業務改善命令)
「観光庁長官は、当該旅行業者に対し

第四号企画旅行に係る第十二条の十の国土交通省令で定める措置を確実に実施すること
を命ずることができます。

まとめ

この設問の「業務改善命令」に関しては

全てが正しいものとなります。

法第十八条の三第一号~第六号まで、

旅行業者が取引に関しての公正や旅行の安全・旅行者の利便を

害する事実があった場合観光庁長官が出せる命令です。

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