国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問31 (旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問6)

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問31(旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

標準旅行業約款に関する以下の設問について、該当する答を選択肢の中から選びなさい。

募集型企画旅行契約の部「旅行者の解除権」に関する次の記述のうち、旅行者が旅行開始前に契約を解除するに当たって、取消料の支払いを要するものを1つ選びなさい(いずれも取消料の支払いを要する期間内の解除とする。)。
  • 確定書面に記載されていたA旅館の過剰予約受付により当該旅館に宿泊できなくなったため、契約書面において利用予定の宿泊機関として限定して列挙されていたB旅館に変更になったとき。
  • 旅行者が足を骨折して入院したため、旅行に参加できなくなったとき。
  • 旅行目的地において集中豪雨による洪水が発生し、旅行の安全かつ円滑な実施が不可能となったとき。
  • 旅行業者が旅行者に対し確定書面を交付すべき場合において、所定の期日までに、確定書面を交付しなかったとき。

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この過去問の解説 (1件)

01

◎旅行者の解除権と取消料?

旅行開始前に一定の条件のもとで募集型企画旅行契約を解除する権利を旅行者はもっています。

選択肢1. 確定書面に記載されていたA旅館の過剰予約受付により当該旅館に宿泊できなくなったため、契約書面において利用予定の宿泊機関として限定して列挙されていたB旅館に変更になったとき。

×

旅行業者の都合により契約内容が変更された場合で、その変更が主要なものである時は、旅行者は取消料を支払うことなく契約を解除できます。

選択肢2. 旅行者が足を骨折して入院したため、旅行に参加できなくなったとき。

旅行者の個人的な都合(病気やケガなど)により旅行に参加できなくなった場合は、所定の取消料を支払う必要があります。

選択肢3. 旅行目的地において集中豪雨による洪水が発生し、旅行の安全かつ円滑な実施が不可能となったとき。

×

不可抗力による旅行の安全かつ円滑な実施が不可能な場合、旅行者は取消料を支払うことなく、契約を解除できます。

選択肢4. 旅行業者が旅行者に対し確定書面を交付すべき場合において、所定の期日までに、確定書面を交付しなかったとき。

×

確定書面の遅延は、旅行業者の義務違反にあたるため、旅行者は取消料を支払うことなく契約を解除できます。

まとめ

★キーワード★

キャンセル理由が“自己都合”“不可抗力”かを見極めれば、取消料の有無がわかります。

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