国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問49 (旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問24)
問題文
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問49(旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
- ホテル(旅館)は、宿泊客がチェックインした後に、ホテル(旅館)が定める火災予防上必要な利用規則の禁止事項に従わないため、当該宿泊客との宿泊契約を解除したときは、宿泊客がいまだ提供を受けていない宿泊サービス等の料金は収受しない。
- ホテル(旅館)が宿泊客との間で締結する宿泊契約及びこれに関連する契約は、約款の定めるところによるものとし、約款に定めのない事項については、法令等又は一般に確立された慣習によるものとする。
- ホテル(旅館)は、宿泊客が連絡をしないで宿泊日当日の所定の時刻、又はあらかじめ明示された到着予定時刻を一定時間経過しても到着しないときは、その宿泊契約は当該宿泊客により解除されたものとみなして処理することがある。
- 宿泊客がホテル(旅館)の駐車場を利用する場合において、当該ホテル(旅館)が車両のキーを預かっているときに限り、ホテル(旅館)は車両の管理責任を負う。
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この過去問の解説 (3件)
01
モデル宿泊約款とは
宿泊施設(ホテルや旅館など)と利用客との
契約に関する規約となります。
こちらは誤りではありません。
ホテル(旅館)は、宿泊客が利用規則の禁止事項に
従わない場合、宿泊契約を解除できますが、
旅行客がいまだ提供を受けていない分の宿泊サービスなどは
収受をしません。
こちらは誤りではありません。
優先順位は
約款→法令等又は一般に確立された慣習によるもの
となります。
こちらは誤りではありません。
宿泊当日の午後8時(事前に到着予定を連絡している
場合にはその2時間を経過)過ぎでも宿泊客が到着
しない場合には、宿泊客により解除されたものと
されることがあります。
こちらは誤りです。
ホテル(旅館)は車のキーを預かっているかどうかに
関わらず、駐車場を貸しているだけであって
車両の管理は行わず、管理責任を負わない。
宿泊の予約やキャンセル、利用にあたっての規則や
責任などを取り決めているもので、双方にとって
公平なルールとなります。
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02
正解は、「宿泊客がホテル(旅館)の駐車場を利用する場合において、当該ホテル(旅館)が車両のキーを預かっているときに限り、ホテル(旅館)は車両の管理責任を負う」です。
車両のキーを預かった場合でも、
宿泊業者は車両の管理責任まで負うものではありません。
正しいです。
宿泊業者が宿泊契約を解除した場合、
宿泊客が未だ提供を受けていない宿泊サービスなどの
料金は収受しません。
正しいです。
正しいです。
この場合も、宿泊客は違約金を支払う必要があります。
誤りです。
宿泊客が宿泊業者の駐車場を利用する場合、
宿泊業者は場所を貸すだけで、車両の管理責任まで負うものではありません。
車両のキーを宿泊業者に寄託していたか否かにかかわらず同様です。
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03
◎モデル宿泊約款とは?
ホテルや旅館が宿泊客との間で、宿泊に関する基本的なルールを定める際の、国が推奨するガイドラインのことです。
×
利用規則に違反した宿泊客に対して契約を解除することは可能ですが、提供前のサービスの料金まで請求はできません。
×
約款に書かれていないことについては、法律(法令)や、世の中で一般的に認められている慣習に従って処理される、という、契約の基本原則を示しています。
×
何の連絡もなく、定められたチェックイン時刻や約束した到着予定時刻を大幅に過ぎても現れない場合、ホテルは宿泊客が契約を解除したものとみなし、キャンセル料(取消料)を請求できる場合があります。
○
ホテルが車両のキーを預かっているかどうかにかかわらず、駐車場利用に関しては原則として管理責任は負いません。
★キーワード★
強制力のある法律そのものではありませんが、多くのホテルが採用している標準的なルールです。
具体的には、宿泊契約の成立や、宿泊契約締結の拒否、料金の支払いなどが定められています。
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