国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問51 (国内旅行実務 問1)
問題文
次の行程で運行する大型車の貸切バス(本設問において、以下「大型バス」という。)の運賃・料金に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(注1)「一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款」によるものとする。
(注2)大型バスの運賃・料金は、「一般貸切旅客自動車運送事業の運賃・料金の変更命令について(令和5年8月25日付関東運輸局長公示)」によるものとする。
(注3)この利用に係る大型バスの運賃の割引はないものとする。
(注4)この大型バスは運転者1人で運行するものとする。
(注5)この大型バスに特殊車両割増料金の適用はないものとする。
<行程>
①この大型バスは2日にわたる運行で宿泊を伴う利用である。
②この大型バスの運行行程は次のとおりである。
・1日目:出庫時刻は5時、走行時間は7時間、宿泊場所到着時刻は12時、走行距離は240キロ、宿泊場所到着から翌日の宿泊場所出発まで走行しない。
・2日目:宿泊場所出発時刻は8時、走行時間は8時間、帰庫時刻は16時、走行距離は250キロ。
・2日にわたる回送時間の合計は2時間である。
・2日にわたる回送距離の合計は40キロである。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問51(国内旅行実務 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
次の行程で運行する大型車の貸切バス(本設問において、以下「大型バス」という。)の運賃・料金に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(注1)「一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款」によるものとする。
(注2)大型バスの運賃・料金は、「一般貸切旅客自動車運送事業の運賃・料金の変更命令について(令和5年8月25日付関東運輸局長公示)」によるものとする。
(注3)この利用に係る大型バスの運賃の割引はないものとする。
(注4)この大型バスは運転者1人で運行するものとする。
(注5)この大型バスに特殊車両割増料金の適用はないものとする。
<行程>
①この大型バスは2日にわたる運行で宿泊を伴う利用である。
②この大型バスの運行行程は次のとおりである。
・1日目:出庫時刻は5時、走行時間は7時間、宿泊場所到着時刻は12時、走行距離は240キロ、宿泊場所到着から翌日の宿泊場所出発まで走行しない。
・2日目:宿泊場所出発時刻は8時、走行時間は8時間、帰庫時刻は16時、走行距離は250キロ。
・2日にわたる回送時間の合計は2時間である。
・2日にわたる回送距離の合計は40キロである。
- この大型バスの運賃は、「13時間分の時間制運賃」と「450キロ分のキロ制運賃」の合計額、料金は「1時間分の深夜早朝運行料金」が必要である。
- この大型バスの運賃は、「19時間分の時間制運賃」と「490キロ分のキロ制運賃」の合計額、料金は「1時間分の深夜早朝運行料金」が必要である。
- この大型バスの運賃は、「15時間分の時間制運賃」と「450キロ分のキロ制運賃」の合計額、料金は「2時間分の深夜早朝運行料金」が必要である。
- この大型バスの運賃は、「17時間分の時間制運賃」と「490キロ分のキロ制運賃」の合計額、料金は「2時間分の深夜早朝運行料金」が必要である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
正解は、「この大型バスの運賃は、19時間分の時間制運賃と490キロ分のキロ制運賃の合計額、料金は1時間分の深夜早朝運行料金が必要である」です。
・貸切バスの運賃は、時間制運賃とキロ制運賃とで構成されています。
・時間制運賃は点呼点検時間と走行時間を合算した時間で計算します。
・点呼点検時間とは出庫前及び帰庫後の点呼、点検にかかる時間をいいます。
(出庫前1時間、帰庫後1時間の計2時間。2日以上にわたる運送で宿泊を伴う場合は、宿泊場所到着後及び宿泊場所出発前の各1時間を点呼点検時間に含めます)
・深夜早朝の時間帯(22時〜翌朝5時まで)に点呼点検時間、走行時間(回送時間を含む)が含まれた場合、深夜早朝料金として割増料金が適用されます。
上記のルールに基づいて計算すると、以下のとおりです。
◆時間制運賃
点呼点検時間4時間+走行時間15時間=19時間
◆キロ制運賃
240キロ+250キロ=490キロ
◆深夜早朝運行料金
1時間
(1日目の点呼点検時間が4時から5時なので、その1時間が適用されます)
誤りです。
正しいです。
誤りです。
誤りです。
参考になった数42
この解説の修正を提案する
02
この問題の解答は「この大型バスの運賃は、「19時間分の時間制運賃」と「490キロ分のキロ制運賃」の合計額、料金は「1時間分の深夜早朝運行料金」が必要である」です。
合計走行時間と合計走行距離から回送部分を差し引いたものと思われますが、回送部分にも運賃は発生します。
加えて、点呼点検時間も時間制運賃の対象に含みます。
その通りです。
時間制運賃には出庫前1時間と帰庫後1時間の点呼点検時間も含まれ、この問題のように宿泊を含む行程の場合は追加で宿泊場所到着後1時間と宿泊場所出発前1時間の点呼点検時間が発生します。
点呼点検時間の加算を忘れているようです。
この問題では4時間(出庫前、宿泊場所到着後、宿泊場所出発前、帰庫後に1時間ずつ)の点呼点検時間があります。
また、回送した部分も距離制運賃の対象となりますし、深夜早朝運行料金の計算も誤っています。
宿泊を伴う場合の点呼点検時間の追加を忘れたものと思われます。
バスとその運転手を宿泊させるときは、宿泊場所到着後1時間と宿泊場所出発前1時間の点呼点検時間が追加で発生します。
また、深夜早朝運行料金の計算も誤っています。
この問題では深夜早朝運行料金の対象時間がわからなくても解けますが、22時から翌日5時までの間と覚えておけば、より簡単に選択肢を2つ減らせます。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問50)へ
令和6年度(2024年) 問題一覧
次の問題(問52)へ